もどる

数学コーナー

質問、意見、感想、相談、掲示希望は まで、お寄せください
随時質問 受付中

<質問9>
 複素数平面上の3点A(i)、B{(√3)+2i}、C{(√3)+4i}について
角BACの大きさと、三角形ABCの面積を求めよ。

<解説9>
 <T 座標軸上に図形を描く事による解法>
  …センターなど穴埋めでは有力な解法。
    短時間でミスなくできる…

****ポイント********

*  複素数平面=ベクトル=座標

***************
 例 √3+2i ←→ (√3,2)

  <解>
座標軸上に
点A(0,3)、B(√3,2)、C(√3,4)
をとる。
すると
  AB=2、BC=2、AC=2√3
がわかる。
ゆえに辺ACに点Bから垂線をBHをひくと
三角形ABHは1:2:√3の三角形になるから
角BAC=30°
三角形ABC=√3




 <U 計算による解法>
****ポイント***********

* 極形式r(cosθ+sinθ)  
*           角と絶対値分けて 

******************

****ポイント***********

* ∠BAC=arg((γ−α)/(β−α)) 

******************

****ポイント***********

* AB=|β−α| 

******************

  <解>

各点ABCを表す複素数を 

 α=i
 β=√3+2i
 γ=√3+4i

とおくと、

∠BAC=arg((γ−α)/(β−α))

だから
(γ−α)/(β−α)
     =((√3+4i)-i)/((√3+2i)−i)
     =(√3+3i)/(√3+i)
     =(√3+3i)(√3-i)/(√3+i)(√3−i)
     =(3+3√3i−√3i+3)/(3+1)
     =(6+2√3i)/4
     =3/2+√3i/2
     =√3(√3/2+i/2)
     =√3(cos30°+isin30°)
となるから、
角は
∠BAC=arg((γ−α)/(β−α))=30°

また
絶対値は
 |(γ−α)/(β−α)|=√3

であるから
  AC/AB=√3

また
 AB=|β−α|=√((√3)^2+(2−1)^2)
            =2

(ここで ^2 は2乗を表す)

であるから
 AC=2√3

ゆえに
 S=AB・ACsin30°/2
  =2・2√3/(2・2)
  =√3

<質問8>
 複素数平面上の異なる3点A(α)、B(β)、C(γ)につ
いて
γ−α/β−α=(√3)i が成り立つとき、三角形ABCはど
のような三角形か。


(2) 複素数平面上の異なる3点A(α)、B(β)、C(γ)につ
いて
(γ−α)/(β−α)=(√3)i が成り立つとき、三角形ABCはど
のような三角形か。
<解説>
****ポイント***********

* 極形式r(cosθ+sinθ)  
*           角と絶対値分けて 

******************

****ポイント***********

* ∠BAC=arg((γ−α/(β−α)) 

******************

****ポイント***********

* AB=|β−α| 

******************

<解>

  (γ−α)/(β−α)=(√3)i
              =√3(0+i)
             =√3(cos90°+isin90°)
だから、
   ∠BAC=arg((γ−α)/(β−α))
        =90°

   AC/AB=|(γ−α)/(β−α)| 
         =√3

ゆえに 
   AC:AB=√3:1

だから
  角A=90度、角B=60度、角C=30度の直角三角形
 

><質問7>
>放物線y=xの2乗−x+3 と点(1,−1)からこの放物線に
>引いた2本の接線とで囲まれた部分の面積を求めよ。


<説明7>
<<曲線とその接線とで囲まれる面積>>の問題
 理系最頻出の問題です。

************ポイント********
 点(○、□)を通り、傾き△の直線は
   y−□=△(x−○)
***********************


************ポイント********
  傾きは微分
***********************


************ポイント********
  通る←→代入できる
***********************


************ポイント********
  ピンチにはピンチヒッター
***********************



************ポイント********
  面積=∫(上y−下y)
***********************


<解答7>
まず、接線の方程式を求める
接点のx座標(がわからないのでこれ)  ←ポイント”ピンチにはピンチヒッター”
をaとする
すると、(当然の事ながら)
この接点を曲線
   y=xの2乗−x+3    …@ 
が通るので、(x座標にaを代入できる。そうしたらy座標が求まるから)
y座標は
     aの2乗−a+3         ←ポイント”通る代入”
である。だから接点の座標は
   (a,aの2乗−a+3)  …A
である。
するとこの接線の傾きは、曲線の方程式@を微分して ←ポイント”傾きは微分”
     2x−1
このxにaを代入したものだから傾きは、            
     2a−1        …B
ゆえに、接線の方程式は点(1,−1)を通り、傾きBだから
    y+1=(2a−1)(x−1)   …C
     ←ポイント”点(○、□)を通り、傾き△の直線は
                y−□=△(x−○)”
この接線Cは(当然の事ながら)
接点Aを通るから              ←ポイント”通る代入”
(Cのx、yに接点Aを代入して)
      aの2乗−a+3+1=(2a−1)(a−1)
整理して
      aの2乗−2a−3=0
このaについての2次方程式を解くと、
      a=−1,3     …D
ゆえに接線の方程式はこのa=−1,3をCに代入して 
      y=−3x+2    …E
      y=5x−6     …F
(つまり、点(1、−1)からの接線は2本あるということ)
なお、接点は DをAに代入して、(−1,3)、(3,9)

次に、面積を求める。
接線EFと曲線@で囲まれる図形をx=1で分けて考える
(つまり問題文中の点(1、−1のところで分けて考えるということ)

接線Eと放物線@のつくる面積 つまり 
積分範囲xが−1から1の範囲は       ←接点のX座標が−1だから

 1     
∫  {(xの2乗−x+3)−(−3x+2)}dx   …G
 −1     
           ←ポイント 面積=∫上y−下y

同様に
接線Fと放物線@のつくる面積 つまり 
積分範囲xが1から3の範囲は       ←接点のX座標が3だから

 3     
∫  {(xの2乗−x+3)−(5x−6)}dx    …H
 1     
           ←ポイント 面積=∫上y−下y

ゆえに、求める面積はGHをそれぞれ計算して足せばよい








><質問6>
>ベクトルa=(1,0,1)、ベクトルb=(1,1,0)
>ベクトルc=(1,1,1)、ベクトルd=(0,1,2)がある。
>
>1)ベクトルd=x(ベクトルa)+y(ベクトルb)+z(ベクトルc)
>  を満たす実数x、y、zの値を求めよ。
>
>2)2つのベクトルa−ベクトルbとベクトルcのなす書くの余弦を求めよ
>
>3)ベクトルc,ベクトルdの両方に直交する単位ベクトルeを求めよ


<説明6>
以下a、b、c、dはベクトルとする
x、y、z、u、v、wはスカラーつまり普通の数字とする

********ベクトルの定義************
  ”ベクトルとは数の組”
   たとえば(1,2)や   ←平面つまり2次元の例
     (1,3,5)など  ←立体つまり3次元の例
   大雑把に言うと座標と同じ!!! (矢印ではない!)
***************************

a=(a1,a2,a3)
b=(b1、b2、b3)
とすると
**********内積の定義************
  a・b=|a||b|cosθ
  a・b=a1b1+a2b2+a3b3 
***************************


********絶対値の定義*************
  |a|=√(a1の2乗+a2の2乗+a3の2乗) 
***************************



********定義*************
  単位ベクトル=大きさが1=絶対値が1 
***********************



***ポイント***********
  直交←→内積0 
******************



************ポイント********
  ピンチにはピンチヒッター
************************

<解答6>
以下a、b、c、d、eはベクトルとする
x、y、z、u、v、wはスカラーつまり普通の数字とする

1)
   ベクトルd=x(ベクトルa)+y(ベクトルb)+z(ベクトルc)
つまり
    d=xa+yb+zc

   a=(1,0,1)、b=(1,1,0)、
   c=(1,1,1)、d=(0,1,2)
を代入して
  (0,1,2)=x(1,0,1)+y(1,1,0)+z(1,1,1)
右辺を計算して、
(展開と同様にする。あるいは行列の計算と同様といってよい。ベクトルも行列の一種!!)

  (0,1,2)=(x、0、x)+(y、y、0)+(z、z、z)
         =(x+y+z,y+z,x+z)

成分を比較して
   x+y+z=0
   y+z=0
   x+z=0
この連立方程式を解けばよい

2)
     a−b=(1,0,1)−(1,1,0)=(0,−1,1)
       c=(1,1,1)
だから
内積の定義より、なす角をθとすると
  cosθ={(a−b)・c}/{|a−b||c|}
     =0
    (理由 分子=0*1−1*1+1*1=0−1+1=0)

3)
 求める単位ベクトルを
     e=(u,v,w)とする     ←ポイント”ピンチにはピンチヒッター”
単位ベクトルだから(つまり絶対値が1だから)
        uの2乗+vの2乗+wの2乗=1  …@
またcとeは直交するから内積は0で
        1*u+1*v+1*w=0 ∴u+v+w=0  …A  
同様にdとeは直交するから内積は0で
        0*u+1*v+2*w=0 ∴v+2w=0  …B
ゆえに@ABよりu,v,wを求めればよい

><質問5> 
>   (Xの2乗+3X+2)/(X−2)
>   が整数となるような整数Xの値を求めよ。

************* ポイント *******************

  整数問題のポイント

 @(約数)*(約数)=(倍数)
    …因数分解したら、それぞれは約数
 A(倍数)/(約数)=(整数)
    …分数の形のとき、分子は分母の倍数、分母は分子の約数
 B√(平方数)=整数
           …ルートの形のとき、ルートの中身は平方数(4,9,16など)

**************************************



************* ポイント ********

  割られる数=(割る数)*(商)+(余り)

***************************


<解答>
与式の割り算を実行すると、
商がx+5であまりが12であるから 
  (Xの2乗+3X+2)=(X−2)*(X+5)+12
つまり
  与式=(X+5)+12/(X−2)
である。
与式が整数だから
  12/(X−3)
も整数
ゆえに X−3 は 12の約数である。
だから X−3 = −1、−2、−3、−4、−6、−12、
           1、 2、 3、 4、 6、 12
ゆえに X=1, 0,−1,−2,−4,−10,
      3, 4, 5, 6, 8, 14




><質問4>
>Xの2乗+4XY+5Yの2乗−8Y+16=0
>を満たす実数X、Yの値を求めよ。

******* ポイント ********

  (実数)の2乗≧0

*******************

だから
 −−−−−−−−−−−−−−−−−
   △の2乗+□の2乗=0
   ←→ △=0 かつ □=0
 −−−−−−−−−−−−−−−−−  
  理由
   だってもし△が 1や2になったら  △の2乗は 1や4となり
   □の2乗はマイナス1やマイナス4になってしまうだろ


<解答>
  Xの2乗+4XY+5Yの2乗−8Y+16=0
を変形して
  Xの2乗+4XY+4Yの2乗+Yの2乗−8Y+16=0
  ∴ (X+2Y)の2乗+(Y−4)の2乗=0
ゆえに
     X+2Y=0 …@ かつ Y=4 …A
この連立方程式 @、A を解いて
     X=−8、Y=4




><質問3>
>有理数a、bに対してルート(3+aルート3)=a+bルート3
>が成り立つとき、a,bの値を求めよ。


******* ポイント ********************************

  恒等式と同様

   (△実数)+(□実数)i=0 → (△実数)=0、(□実数)=0

   (△有理数)+(□有理数)√=0 → (△有理数)=0、(□有理数)=0

*******************************************


<解答>
  √(3+a√3)=a+b√3
の両辺を2乗して
  3+a√3=aの2乗+3bの2乗+2ab√3
ゆえに、
  3=aの2乗+3bの2乗 …@ かつ a=2ab …A
だから この連立方程式 @、A を abについて解くと
Aより 
  (2b−1)a=0 …B
イ)a≠0のとき
    b=1/2
  これを@に代入して a=3/2  (a=−3/2は不適)
ロ)a=0のとき
  @より
    b=1




><質問2>
>ある2つの正整数の和は156で、最小公倍数は455の時
>最大公約数を求め、その2数も求めよ。



頻出問題です。
<ヒント>
わからない理由は主に次の点だと思われます。

最大公約数、最小公倍数のちゃんとした定義の理解不足
です。
それと 未知数をつかうこと

******* ポイント ************ 

 ピンチにはピンチヒッター
  =わからないものは文字化(未知数化)

*************************


********* 定義 *************
 2個の数AとBの 最大公約数 とは
   A=PG
   B=QG
 としたときの G のこと、
 ただし、PとQは 互いに約数をもたない
 (互いに約数を持たない事を”互いに素”という)
**************************


********* 定義 *************
 2個の数AとBの 最小公倍数 とは
   AB/G=L あるいは
   PQG=L
 としたときのLのこと、
 ただし、Gは最大公約数で
 PとQは 互いに約数をもたない
 (互いに約数を持たない事を”互いに素”という)
**************************


<解答>
最大公約数をg
二つの数をa,bとします。
p、qを互いに素(つまり互いに約数をもたない)
とし
 a=pg
 b=qg
とおくと、
問題から 2つの正整数の和は156であるから
 a+b=156
よって pg+qg=156
だから (p+q)g=156
右辺の156を素因数分解して
   (p+q)g=2*2*3*13  …@
また、最小公倍数は455であるから
    pqg=435
右辺の435を素因数分解して
    pqg=5*7*13  …A
@、Aより
    g=13  …B
@の両辺をB式で割って
    p+q=2*2*3  …C
Aの両辺をB式で割って
    pq=5*7   …D
C、Dより
    p=5、q=7
または p=7、 q=5

ゆえに a=pg=65 
    b=qg=91
または
    a=pg=91 
    b=qg=65

<質問1>
universityの10個の文字を1列に並べる順列の中で、次の条件を満たす
文字はそれぞれ何通りあるか。
(1)2つのiの間に2つの文字が入っている文字列
(2)u,r,tの3文字がこの順列にならんでいる文字列。ただし、
   uとr,rとtの間には他の文字が入っても入らなくてもよい。

<解説1>
(1)について
 i 以外の8個つまり u, n, v, e, r, s, t, y を並べてから
その間に(両端)も含めて i を 1 個 ずつ 2個飛ばしに 並べるのである
つまり
u, n, v, e, r, s, t, y を ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ で表すと

i ○ ○ i ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ i ○ ○ i ○ ○ ○ ○ ○ 
○ ○ i ○ ○ i ○ ○ ○ ○ 
○ ○ ○ i ○ ○ i ○ ○ ○ 
○ ○ ○ ○ i ○ ○ i ○ ○ 
○ ○ ○ ○ ○ i ○ ○ i ○ 
○ ○ ○ ○ ○ ○ i ○ ○ i

と並べるのである。
このとき、○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ の並べ方
つまり  u, n, v, e, r, s, t, y  の並べ方は
異なる8個の並べ方だjから
    8P8=8!
であり、
i の並べ方は上の図のように
   7通り
であるだから
求める数は
   8!×7
となる。

(2)について
たとえば
A,B,Cの3文字が「この順にならぶ」ということは
A,B,Cの3文字の順番がABCと「順番が決定している」ということ。つまり
A,B,Cの3文字の順番がABCの1通りであるということ。

   なお、A,B,C の並べ方は
   ABC ACB BAC BCA CAB CBA
  の 6通り (異なる3個の並べ方 3P3=3!=6)

同様に、
u,r,tの3文字が「この順にならぶ」ということは
u,r,tの3文字の順番がurtと「順番が決定している」ということ。つまり
u,r,tの3文字の順番がurtの1通りであるということ。

   なお、u,r,t の並べ方は
u t r
u r t
t u r
t r u
r t u
r u t
  の 6通り (異なる3個の並べ方 3P3=3!=6)

ところで、

A、A、A の並べ方は AAA の1通り。
同様に
b、b、b の並べ方も  bbb の1通り。
u、u、u の並べ方も  uuu の1通り。
○、○、○ の並べ方も  ○○○ の1通り。

だから、
u,r,tの3文字が”この順列にならんでいる”とき
u,r,tの3文字は同じ文字と考えてよい。

つまり、

******************************
*  u,r,tの3文字が「この順にならぶ」ということは          *
*  ○○○ を並べる方法と同じ                      *
******************************

ところで、

u,r,tの3文字が”この順列にならんでいる”とき
間に 文字が あっても良い。

たとえば、 他に1文字 A だけあるとき 
つまり u,r,t,A の並べ方を考えると
u,r,tの3文字が「この順にならぶ」ときは
    u,r,t,A 
    u,r,A, t 
    u,A, r,t 
    A, u,r,t
の4通り。
これは
○、○、○、A の4文字の並べ方と同じ
つまり
  ○○○A
  ○○A○
  ○A○○
  A○○○
の4通り。
これは 4個のうち 同じものが 3個ある並べ方の公式
つまり
    4!/3!=4通り
となる。

間に2文字以上あっても 同様の議論になる。
たとえばu,r,t,A,Bの並べ方は
    urtBA
    urtAB
    urAtB 
    uArtB 
    AurtB
    urBtA 
    ur B At
    urA Bt 
    uArBt 
    A urBt
    uBrtA 
    uBrAt 
    uBArt
    uABrt 
    AuBrt 
    BurtA
    BurAt
    BuArt
    BAurt
    ABurt
の 20 通り
これは urtを同じ文字3個だと考えて 
同じものを 3個含む 5個の並べ方だから
    5!/3!=20通り
である。
このように考えていくと
universityの10個の文字を1列に並べるうち、
u,r,tの3文字がこの順列にならんでいる方法は
urtを同じ文字3個だと考えて、
同じものurt3個、iが2個あるから
求める数は
   10!/(3!2!)
となる。