48.交通

<河川交通>
「河岸」
川名登/法政大学出版局/\2800
ものと人間の文化史139。江戸時代、川と運河が四通八達し、物資と人は船で移動した。利根川と江戸川を経由して、地方と江戸はきちんと結ばれていた。関宿博物館は以前、木下河岸は先日行って来た。栗橋はハクレンのジャンプを見に、松戸・市川はすぐ近くと縁がある。

<道路>
「道路誕生」
近江俊秀/青木書店/\2800
筆者は、橿原考古学研究所員で、考古学から見た道づくりを語る。中央集権国家は官製の真っ直ぐで幅の広い計画道路を作り、地方分権国家は狭くてうねった便利な道路を作る。なるほど。
「歴史と旅 2001年4月号」
-/秋田書店/\980
特集が「東海道五十三次を歩く」だったので購入。特集は特筆すべき内容ではなかったが、第二特集の手塚治虫と阿波徳島が面白かった。「陽だまりの樹」を読みたくなり、四国に行ってみたくなった。子供の頃、父の会社の社員旅行で行った香川と、東レの新入社員教育で愛媛工場に行っただけだ。じっくりと風景を見ながら行ってみよう。
「平成版 東海道中記」
鈴木和平/JTB/\1400
2001年は東海道整備から400年目。徒歩で歩いた著者の手引き書。全部歩く気はしないが、車で行ってみたい気にさせられる。読み進むうち、公私ともに東海道とは縁が有ったことに驚いた。
「旅の古代史」
森・門脇編/大功社/\2300
道・橋・関をめぐっての、春日井市主催のシンポジウムの記録。律令時代以前から我々の祖先は旅好きだったと見える。税を納める公の旅と同時に、私の旅が有っても不思議ではない。
「古代道路」
木下良編/吉川弘文館/\2500
木下さんは中村さんの恩師。文章が淡々として、事実を追い求める学究という姿勢が気持ち良い。この師にしてこの弟子有り、と感じました。
「日本の古代道路を探す」
中村太一/平凡社新書/\760
奈良時代の我が国には、真っ直ぐで幅の広い計画道路が全国に張り巡らされていた。側溝の付いた約12m幅の道路と言えば、今の四車線道路に等しい。まさに律令国家のアウトバーンだ。

<地図・地名>
「地名から歴史を読む方法」
武光誠/KAWADE夢新書/\667
どんな地名にも日本の歴史が秘められている。素直に読み解いていくと楽しいものだが、輻輳しているので、調べていくとますます面白そうだ。
「日本地名の語源」
石渡信一郎/三一書房/\2800
日本の地名は、6世紀に半島からの渡来人が付けた物が圧倒的に多い。大加羅(加羅系倭国)と東加羅(百済系倭国)等の国名がいろんな形で変化して付けられた。千葉は、シカラ(東加羅)のシカが、シカ→チハ→チバと変わった地名、と言う論法で全編埋まっている。可能性としては理解できるが、すべてこの論法では、ちょっとなあ。
「日本の地名」
谷川健一/岩波新書/\630
「地名の改竄は歴史の改竄につながる」と考える著者が、黒潮やフォッサマグナ等に係わる地名の蘊蓄を傾ける。魏志倭人伝に書かれた二千年前の地名が、現在残っているなんて凄いことだよね。
「日本の地名がわかる事典」
浅井建爾/日本実業出版社/\1500
地名の成り立ちが概括されていて、手軽で面白い。浅井さんは若い頃、自転車で日本一周しているそうで、なるほどと思いました。私は愛車MPVで日本一周してみよう。
「地図の遊び方」
今尾恵介/新潮OH!文庫/\543
地図、特に地形図から色んなことを読み取り、楽しみに出来るというのは、特異な才能だ。私には楽しめないが、今尾さんは嬉々として読んでいる。そういう先達の書いたものを読むのは、体験として面白い。
「地図で読む世界の歴史 古代ギリシア」
ロバート・モアコット/河出書房新社/\2000
イギリスの学者がどんな見解を持っているのか興味が有ったが、私の知識不足と、平板な記述のためにあまり楽しめなかった。ただし、地図・写真については眺めているだけでも楽しく興味津々。

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