40.なぎら健壱

<なぎら建壱>
「酒にまじわれば」
なぎら健壱/文藝春秋/\1381
朝日新聞連載のエッセイ。字数が少なすぎて、寸足らずで味わいのない文章が多い。長尺の文章はなぎらさんらしいモノになっているのもあるけれど。
「絶滅食堂で逢いましょう」
なぎら健壱/徳間書店/\1500
なぎら健壱が行く東京の酒場・食堂・喫茶店。楽しいです、優しいです。この人の感性は私と同じ。
「下町小僧」
なぎら健壱/ちくま文庫/\760
昭和三十年の東京の下町。木挽町生まれのなぎらさんが縁日、駄菓子屋、遊びなどについて記録してくれます。同年代の私には懐かしいが、子供達には分からないだろうなあ。
「東京のこっちがわ」
なぎら健壱/岳陽舎/\1900
ふるさと東京の好きな日常風景を写真に撮り、気の向いた短文を付与する。なぎらさんがすると、とても心地良く心温まる。写真そのものはスナップレベルなのだが。
「東京酒場漂流記」
なぎら健壱/ちくま文庫/\699
どうも私が好きなのは、酒場のガイドブックではなく、漂流者の達意の文章や酒場の雰囲気や人情らしい。なぎらさんの文章は楽しく可笑しい。その中にちょっぴり辛子が効いていてほのぼのとしてしまう。 学生時代、柴又の帝釈天へ遊びに行ったら、デビューしたてのなぎらさんがコンサートをしていたのが懐かしい。漂流の同行者、栗山那正のカットも変に気持ちよい。
「ぼくらは下町探検隊」
なぎら健壱/ちくま文庫/\780
1990年と2002年の下町探訪記。この人の目は優しいから心地よい文章になる。俺もあちこち歩いてみよう。
「東京の江戸を遊ぶ」
なぎら建壱/ちくま文庫/\680
原題は大江戸アウトドア。江戸の遊びをアウトドア感覚で追体験。千社札を貼り、カヌーで神田川を下り、七福神巡り。この人は楽しいなあ。
「な・み・だ・つ・ぼ」
なぎら建壱/NON BOOK/\838
なみだつぼは、イランに2500年前のアケメネス朝から伝わるペルシャングラスの一つ。戦争に出かけた夫への思いを涙にしてためる壺。筆者がパーソナリティをしているラジオ日本「まっかちん仮面!」の聴取者が寄せたお便りの集成。ちょっと臭い。
「日本フォーク私的大全」
なぎら健壱/ちくま文庫/\760
懐かしい、そうだったのか、同時代の青春です。筆者の、ファンでもありシンガーだった視点が面白い。忌野清志郎、もんたよしのり、なぎら健壱と私が同年代だったのか、頑張らなくっちゃ。

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