39.勝谷誠彦

<飲食道楽>
「男の居場所」
勝谷誠彦/西日本出版社/\1300
酒と料理の旨い店の話。もう少し飲み食いから離れて、人や風情に重点を置くと絶品エッセイになるのだけれど。
「まだまだ知られてたまるか!」
勝谷誠彦/西日本出版社/\1200
旨そうだし、参加者のキャラも面白い。
「知られてたまるか!」
勝谷誠彦/西日本出版社/\1200
ABC朝日放送「ムーブ!」の名物コーナーの書籍化。内容はもとより、本の作り、レイアウト、写真も秀逸。店を探して呑みに行くぞ。
「食う! 呑む! 叫ぶ!」
勝谷誠彦/ダイヤモンド社/\1500
週刊ダイヤモンド連載の行きつけの店紹介を単行本化。短いので、普段の文体を変え、シチュエーションに工夫。確か勝っちゃんは女性に興味ないはずなのに。
「イケ麺!」
勝谷誠彦/新潮社/\1300
勝谷さんの麺類日本紀行。麺そのものよりも、彼のへらず口、思考が面白い。行ってみたくなる。
「続・にっぽん蔵々紀行」
勝谷誠彦/光文社文庫/\724
全国の蔵巡り完結編。「にっぽん蔵々紀行」(旧 にっぽん蔵元名人記)と合わせて、描く都道府県を巡った記録だが、勝谷さんが見た蔵元の人柄、土地の歴史や自然が心地良い。この偉業達成のあと、新宿にさぬきうどんと酒の店東京麺通団を開店する事になった。 「色街を呑む!」と合わせて酒色三部作だそうだ。
「にっぽん蔵元名人記」
勝谷誠彦/講談社/\1600
全国の蔵元訪問記。勝谷さんの男気と訪問先の蔵元達の熱意と滋養熱が絡まりあって、えもいえぬ芳香を放っている。最初は固い勝谷さんの筆が、回を追うごとにこなれて人情、自然、歴史を散りばめて来るようになり、楽しい。日本酒が飲みたくなる本だ。
「色街を呑む!」
勝谷誠彦/祥伝社/\1500
「色街を」では無く、「色街で」呑むじゃないか。ところどころに勝谷さんらしい切り口はあるが、取材不足、感度不足、呑み過ぎ。もつと性根を入れて渾身のルポを期待したい。

<旅>
「ぼくらは愉快犯」
綱島理友/双葉社/\1300
マルコポーロの編集員だった勝谷さんが、1992〜93年筆者の綱島さんを引きずりまわす。バンコクでは、橋田さんのアレンジで鴨志田さんが案内をする。二人とも亡くなってしまったが、勝谷さんの原点の仕事だ。
「アジア行かされまくり」
宇野亜由美・勝谷誠彦/白泉社/\933
ふうーん、勝谷さんてホモなんだ。でも文章が面白いから構わないよ。
「ベトナムへ行こう」
勝谷誠彦編/文春文庫ビジュアル版/\667
食からカジノ・建築まで、ベトナムの魅力をレポート。行きたくなるけれど、勝谷さんの文章はまだまだ若くて、勝谷節になっていない。
「いつか旅するひとへ」
勝谷誠彦/講談社文庫/\695
現在の勝谷さんの奔放とも言ってよい、文章や活動の芽生えを感じさせる、最初の単行本。皮肉なことに、表題になっている第四章が、内容・文体ともにお粗末だと感じるのは私だけだろうか。
「リゾート行かされまくり」
宇野亜由美・勝谷誠彦/白泉社/\933
まだまだ大人しい勝谷さんが、宇野さんの漫画に付き合っている。どちらも若くてキレがないが、それなりに面白い。
「地列車大作戦」
勝谷誠彦/JTB/\1600
ローカル線を、地酒ならぬ地列車と名付け放浪する勝谷さんのルポ。沿線紹介や名所探訪は程々として、勝谷さんの人や地方に対する見識が面白い。おすすめの一品です。

<ニュースコラム>
「あっぱれ! 朝日新聞(笑)」
勝谷誠彦/WAC/\933
天声人語、社説などの矛盾点や偏向を指摘しからかう。
「ムーブ!」
片瀬京子/西日本出版社/\1300
勝谷さんもコメンテーターとして参加した夕方の大阪のテレビ番組、ムーブ!の4年半の活躍を記録。この片瀬さんは淡々として上手い。モノを作る同じプロとして、彼らの動きに泣かされてしまった。こんな良い番組をなぜ潰してしまったのか。朝日放送の見識を疑う、というか、これだからテレビがつまらなくなったのだろう。 いびつで法外な給与体系と、まともな世の中の仕事の仕方を知らないテレビマンがテレビを潰す。
「美しき日本人は死なず」
勝谷誠彦/アスコム/\1400
女性自身掲載の「シリーズ人間」からの書籍化。決して悪いとは思わないが、書名ほどのインパクトある内容ではなく大げさ。勝谷さんの筆致も面白みは無い。悪くはないが。
「代案を出せ!」
勝谷誠彦/扶桑社/\1200
メイルマガジンの読者からマニフェストに関するアンケートを提出してもらい、それを元に筆者のコメントと最終マニフェストを記述。実は私もアンケートに答えようとしたが、長いし記述式だったので 途中でギブアップ。自分の知識と知恵の浅さを痛感した。読むと考え方の勉強になります。
「バカが国家をやっている」
勝谷誠彦/扶桑社/\1400
週刊Spa!連載「ニュースバカ一代」の単行本化第2弾。この人の感覚は鋭く早い。ぜひ実務に生かしたいなあ。
「偽装国家U 底なし編」
勝谷誠彦/扶桑社新書/\680
かっちゃんの言うとおり、とんでもない日本になってしまった。嘘はつかない、という基本さえ守ればよいのだが。公人か嘘をついたら辞めさせるということだけでよいのに。
「偽装国家」
勝谷誠彦/扶桑社新書/\680
日本中に蔓延する、無責任でモラルの欠けらも無い金まみれの風潮を利権談合共産主義と名付け弾劾する。仰るとおり、こんな馬鹿な日本で良い訳が無い。
それにしても勝谷さんのこの文体は変。取って付けたような「です」「でしょう」体が笑えてしまう。やっぱり勝谷さんはべらんめいな文体で良いよ。
「電脳血風録」
勝谷誠彦/日経BP社/\1500
日経パソコンのコラム集。IT音痴の勝谷さんが、編集部の誘う人妻S嬢に鼻面を取られ、IT砂漠をひき釣り回される様を面白く書いている。おかげでIT音痴が電脳サルとなり、イラクからメイルを送れるまでになった。勝谷さんの日記は必読です。 ホームページも。
「ニュースバカ一代」
勝谷誠彦/扶桑社/\1400
食肉やマンションの偽装、金融、政治、対馬問題など、この人の触覚は鋭い、早い、正しい。
「世界がもし全部アメリカになったら」
勝谷誠彦・藤波俊彦/アスコム/\800
村上龍「あの金で何が買えたか」の二番煎じ。アメリカン・コミックス風のタッチは良いが、勝谷さんの文章に切れが無い。
「帰ってきた バカとの戦い」
勝谷誠彦/新潮社/\1500
日本と世界のバカに浴びせるカッチャンの罵詈雑言集。でも正論だと思うよ、少し偏向気味ではあるが、真っ当です。西原さんとの「鳥頭紀行」、宮嶋さんとの「不肖シリーズ」で知った勝谷さんは過激で誠実で面白い。このパワーをいつまでも持ち続けて、実際に社会を良い方向へ変えるほどにして欲しいので、私は応援します。
「イラク生残記」
勝谷誠彦/講談社/\1500
大マスコミが逃げ出したイラクへ敢然と出向いた勝谷さんの勇気と使命感に感嘆。あの橋田さん・小川さんと最後に仕事をしたのも何かの縁。多少思い込みと謀略史観が強いけれども、勝谷さんの生き方を尊敬します。
「破壊者 日本を壊す9人と私」
勝谷誠彦/日経BP社/\1600
テレビ朝日「トゥナイト2」での対談をまとめたもの。「トゥナイト」「トゥナイト2」は丁度帰宅した頃に放送されていて、面白いので時々見ていた。勝谷さんの出演はほとんど見る機会が無かったのが残念だ。9人の対談者はそれぞれ一家言あり、勝谷さんの拘りが見えて面白い。でも文章だと表層を舐めているようで心には響かない。 映像だと良いのかも知れないが。不肖・宮嶋さんとの対談でも分かるとおり、本音と真実は伝わらないよ。

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