<世界史>
| 「アーサー王伝説紀行」 加藤恭子/中公新書/\660 | 映画「キングアーサー」をみて、また中世への興味がぶり返して購入。だが学術論文でも紀行文でもなく中途半端。伝説の地を訪れた喜びはよく分かるのだが、もう少し紀行文としての比重を高くすれば面白いものになったかも知れない。 |
| 「ケルトの歴史」 鶴岡・松村/河出書房新社/\1800 | ケルトの文化・美術・神話を図説している。ケルト十字架や組み紐模様に象徴されるケルトが、実はヨーロッパの深いところに根付いていることが分かる。歴史って、学校を離れるとこんなにも面白い。 |
| 「古代文明の謎はどこまで解けたか T」 ピーター・ジェイムズ、ニックソープ/太田出版/\2000 | 題名に魅かれて買ったのだが、つまらなかった。過去の諸説を論証・論破し、現状をきちんと見せてくれるのかと思ったら、どうも言葉遊びのレベルに見える。 |
<アジア>
| 「ポンペイの滅んだ日」 金子史朗/中公文庫/\757 |
亡くなった方々には申し訳ないが、今さらながら、西暦79年当時の人類の様子が分かるというのは凄いことだ。遺体の調査から、ローマの滅亡の原因の一つが、ワイン等に含まれた鉛毒で有るという説は頷ける。江戸東京博物館で開催中の展示を見に行こう。 |
| 「三蔵法師の道」 松原・田中/河出書房新社/\1800 |
27歳で長安を旅立ち、43歳で帰国するまで16年間の仏典を求める旅を、写真と文でたどる。凄いことを考え実行したものだ。また、帰国後、62歳で亡くなるまでの19年間の翻訳作業も凄まじい。しかし仏教の現状を考えると、これだけ頑張ったからと見るか、これだけ頑張ったのにと見るか。 |
| 「鄭和の南海大遠征」 宮崎正勝/中公新書/\680 | 永楽帝が宦官である鄭和を、二万七千人の大艦隊の長としてインド・ペルシャへ七度に渡って派遣したという壮大な歴史を記述。実は、鄭和がコロンブスより前にアメリカへ行っていたというテレビ記事を読んだので興味を持ったのだが、この本では一言も触れていなかった。嘘だったのかな。本の半分程度は、鄭和の派遣に至るまでの中国情勢を書いていて、鄭和とその艦隊についてはお座なりだ。参考文献のリストとしては役立ちそうだが。 |
| 「青瓦台の風水師」 カンヨンスゥ/文芸春秋/\1553 | 韓国や中国の歴史を学びたいと思っている。科挙の制度、家系図にあたる族譜、宦官など知らないことだらけでためになるが、日本への敵対心や事実よりも思い込みを正当化しようとする姿勢にはついていけない。これを直さなければ、韓国はいつまで経っても一人前になれないのではないか。日本も情けない状況になってはいるが。 |