37.色・文様

<色・文様>
「原色小倉百人一首」
鈴木日出男・山口慎一・依田泰/文英堂/\533
初めて百首を通読したが、やはり良いもんだ。私にはこういう教養が欠けている。この値段で、解釈・写真を完備している素晴らしい本だ。
「浮世絵に見る色と模様」
近世文化研究会/河出書房新社/\1800
浮世絵は、現代のブロマイドであり、チラシ広告であったというのが良く分かる。江戸の着物デザインの凄さとともにそれを伝える媒体としての浮世絵も素晴らしい。
「日本の色辞典」
吉岡幸雄/紫紅社/\2800
日本の色ってこんなに綺麗なんだ。伝統色209色を中心に、絹布を染めて見せてくれる。解説も、源氏物語や和歌、歴史を駆使して明快。
「色の本棚」
視覚デザイン研究所/\1250
眺めているだけで楽しい。色んな色がそれぞれの特徴を主張していて、色んな見え方をします。ふんふんなるほどね、と時間が豊かに過ぎていきます。
「色彩から歴史を読む」
国立歴史民俗博物館/ダイヤモンド社/\2600
絵画、陶磁器、写真、儀礼など、各分野の専門家が、それぞれの分野で色彩感覚の変遷等を追求し、学際的研究をしている。この手法は面白いが、監修者の広範囲な知識経験と、読者にも有る程度の力量を要求する。
「日本・中国の文様事典」
視覚デザイン研究所/\3000
日本のデザインがいかに優れているかが良くわかる。自然、動植物、器物、森羅万象をデザイン化する能力は世界に誇るべきものではないか。本の出来そのものは、視覚デザイン研究所らしからぬお粗末さだが。

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