<ブランド>
| 「なぜ安アパートに住んでポルシェに乗るのか」 辰巳渚/光文社ペーパーバックス/\952 | 題名に興味があったのだが、つまらなかった。私は車が好きで、安アパートにポルシェも、許すけれど。正直言って、数ページで読む気力が失せた。 |
| 「すべてはネーミング」 岩永嘉弘/光文社新書/\700 | 「MY CITY」「ioカード」「からまん棒」などの実績を持つネーミングの第一人者が書く秘訣。読んでみると、以前CIの仕事をしていた時の手法とほとんど同じで、目新しいものは無かった。正直言って、第一人者でこの程度なのか、という感じだ。読み物としては、日本海軍のネーミングなど、歴史的に面白いモノをきちんと拾って解説してくれた方がためになるだろう。 |
| 「クレイジーな人達へ アップル宣言」 ?/三五館/\1000 | The people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do. アップル社が、偉大な人達への賛歌を写真と詩で表現したCMを本にした物。装丁も美しい。 |
| 「デパ地下仕掛人」 加園幸男・けん持佳苗/光文社新書/\680 | プランタン銀座のカリスマバイヤー、流行デザートの仕掛け人といわれる加園さんを中心に聞き書きしている。確か立派なことなのだが、人ごみの嫌いな私はデパートと疎遠になっている。展示会以外は。 |
| 「ブランドはなぜ墜ちたか」 産経新聞/角川書店/\1300 | 雪印・そごう・三菱自動車のモラル崩壊の過程をレポート。淡々とした事柄列挙の新聞文体で分かりやすく書いている。結論として、雪印は自社技術に対する過信と怠慢、そごうはワンマン体制を止める仕組みのなさ、三菱自動車は三菱グループにいる甘え、が原因としている。しかしそんな表面的なものでは無く、何故そうならざるを得なかったかを追求しなくては意味が無い。それは社内の教育・管理システムなどを含める人間の問題なのだ。やはり新聞マスコミの限界だな。 |
| 「ブランド・マネージャー」 水野与志朗/リュウ・ブックス アステ新書/\705 | 優れたブランドを育て、成果を挙げるためには何をすれば良いのか、会社はどういう援助をすべきかを平易に解き明かしている。同じようにやっても皆が上手く行くとは限らないが、納得の行くやり方だ。ブランドに限らず、仕事はすべて事実の確認、仮設の立証、実践に掛かっている。言いっぱなしの企画屋さんは持って瞑すべし。 |
<企業活動>
| 「新聞社 破綻したビジネスモデル」 河内孝/新潮新書/\700 | 元毎日新聞常務。書いていることは正しい。ヤクザまがいの拡販と、一見正義の味方に思われる正論を吐く新聞の問題点は、ある程度指摘しているが、庶民は誰でも実感していることだから、ここに書かれてもなあ。問題は、筆者でさえ中で改革できずに、退職してからもっともらしく書という点。普通の企業では失格者の振舞いだ。読んでいて、やはり新聞は神聖で、という身内びいきが鼻につく文章が散見される。 それに、毎日新聞でいえば、聖教新聞の印刷に触れないのもおかしなものだ。国有地にビルを建て、政府官庁の諮問委員になって、企業や宗教団体の広告宣伝費で高給をもらっている輩が、偉そうなことを言ってはいけない。もともと貧乏な書生崩れや三文文士が、世の中への悲憤慷慨を垂れ流したという原点に立ち返って、正義の言論を振るってほしいものだ。 |
| 「ドキュメント「超」サラリーマン」 読売新聞経済部/中公新書ラクレ/\660 | やはり新聞記事を本にしても役に立たない。見出しを水増ししただけの文章だし、その時に目に付くことを屁理屈つけて書くだけだから。これが書かれた2000年からの5年間は激動しているのに、新聞記者はその時にもっともらしく書いただけで、結果には何の責任も持たない。これらの文章を書いた連中に現状をレポートさせたい。「はじめに」を書いた経済部長の能天気さには呆れ返るばかりだ。 |
| 「24時間戦いました」 布施克彦/ちくま新書/\680 | 読むに値しなかった。 |
| 「私がマイクロソフトで学んだこと」 ジュリー・ピック/アスキー/\1600 | ほとんど私が考え、しゃべり、実行している事と同じ。しかし、彼女は論理的、自制心に富んでいる、その上可愛い。私も成長しなくては。本当は、今こそ仕事をガンガンやる時代なんだよ。 |
| 「ポケモンの秘密」 ポケモンビジネス研究会/小学館文庫/\533 | 1996年に誕生したポケモンが4000億円市場を作り上げた秘密を解明。自分が面白いと思ったモノを、一生懸命リファインする努力だと私は思います。企業でも官庁でも、他人事で、いいかげんな仕事をするヤツが多すぎるもの。 |
| 「現場発ニッポン空洞化を超えて」 関満博/日経ビジネス人文庫/\743 | 1997年の「空洞化を超えて」の加筆修正版。「技術の集積構造の三角形モデル」は工業化の理念モデルとして真髄を突いているし、日本・中国・東南アジアの分析も頷けるものが多い。問題は、金銭感覚と経営経験が無いために後付にしかならない点だろう。結局、我々はお勉強ではなく稼がなくてはならないのだから。成功している原因はこれだ、と言われてもそれはホンの一部なので、やっぱり全体が潤うには理論ではなく、経営をして儲ける人がいなくては無理なんだなあ。 |
| 「現場主義の知的生産法」 関満博/ちくま新書/\700 | 東京ビッグサイトでモノづくりの講演を聞き、現場に即した話に興味を持った。読んでみると、人類学のフィールドワークとほとんど同じで、何しろ現場からの発想を大事にしている。当然なんだけれど、出来ていない学者や経営者がのさばっていて腹立たしい。この人のやり方はとても筋が通っている。 |
| 「ソニーの法則」 片山修/小学館文庫/\619 | 14人のソニーマンへのインタビューから、ソニーの体質・文化が見えてくる。出井社長の「マイクロソフトに憧れることなかれ」という言葉は凄い。 |
| 「朝日新聞血風録」 稲垣 武/文芸春秋/\1300 | - |
| 「ニコンで。」 久保田章/ダイヤモンド社/\1600 | 私は二年程ニコンで旋盤工をしていたので読んでみたら、著者と驚くほど類似点が有りました。東レのCIを担当しました。同じような考えで仕事をしていました。戸塚に住んでいました。この本が接点となり、二つの人生が交わるとこれから面白くなるだろうと思います。 |
| 「会社人類学入門」 佐高 信/講談社文庫/\ | 「企業小説」を資料として会社人を調査解析した。書評ではない。 |