11.博物

<暮らし>
「厠まんだら」
日本テレビ/INAX BOOKLET/\1000
食と同時に大事なことは排泄。そこにも世界中の、そして歴史上のさまざまな特徴がある。先般、上海に行ってから、排泄の大切さを痛感して読みました。
「DASH村開拓記」
日本テレビ/東京ニュース通信社/\952
テレビでおなじみのDASH村の開拓記録。俺がやりたいようなことをちゃんとやっちゃったよ。目立たないけど、村に住み込んでいる清君が良い味を出している。
「珍日本紀行 東日本編」
都築響一/ちくま文庫/\1800
日本のロードサイドには、啓蒙的な博物館ではなく、アミューズメントを提供するテーマパークでもない、秘宝館を筆頭とするような珍スポットが数多くある。筆者の琴線に触れた珍スポットを写真中心に収録。怪しくて面白く、ちょっと悲しい。約570ページ、3cmの文庫本は読み終わったらバラケそうになってしまった。製本の問題か、もともとこの厚さは無理だったのか。
「銭湯の謎」
町田忍/扶桑社/\1143
子供の頃、倉敷で銭湯に行っていた。今、市川で内湯だけれど、近所にはまだ数件の銭湯がある。子どもたちが小さい頃は、時々連れていって居たが、最近はトンとご無沙汰だ。今のうちに写真でも撮っておこう。
「20世紀をつくった日用品」
柏木博/昭晶文社/\2300
モノが社会を変えるか、社会の変化がモノを生むのか。確かにパソコンが私の表現を変えたと言える。モノは心と生活を豊かにしてくれる。感謝して大事にしたい。
「超ロングセラー絶滅寸前商品」
湯川豊彦/小学館/\1500
懐かしいー、欲しいー。子供達に伝えたい。
「型録・ちょっと昔の生活雑貨」
林丈二/晶文社/\1800
明治の新聞と型録を当時の小説と付き合わせて、我々のご先祖様がどういう生活雑貨を使っていたかを明らかにしている。日本人の熱しやすく冷めやすいと言われる性格とは反する、こういう好奇心旺盛な人が多くなると良いのだが。

<博物館>
「みんなの博物館」
諸岡博熊/日本地域社会研究所/\2300
読むのが苦痛で、途中からは拾い読み。論理的思考が出来ず、抽象的な言語の言い換えばかりが続く文章はとてもまともな人のモノとは思えない。こういう人が博物館を作り、博物館学を教えるとは、良い館が出来ないのは当たり前だ。
「レプリカ 真似るは学ぶ」
-/INAXギャラリー/\1500
絵画、陶器、仏像など主に博物館・美術館に展示するモノをいかに複製するのか、よく分かる。立派な職人芸の世界だな。
「おススメ博物館」
小泉成史/文春新書/\690
著者曰く、えこひいきな博物館批評。良いんじゃない。どんどん批評して、博物館側は良い所を取り入れて、楽しいものを作りましょう。
「東京流行生活展」
新田太郎・田中裕二・小山周子/河出書房新社/-
江戸東京博物館の図録として販売すると同時に、ふくろうの本の一シリーズとして市販。流行を、モノを通して概観する手法は古くて新鮮。納得させられる。ただ、マスコミや一部の地域でのはやりを日本全体に拡大解釈する風潮には組しかねる。冷静に冷静に。
「昭和のくらし博物館」
小泉和子/河出書房新社/\1500
昭和26年に住宅金融公庫の融資で建てた自宅を、博物館にしている。家とその中のものがそのまま昭和を表している。私にとってはすべて身近な見慣れたものだ。両親はあの時代の中で自分たちを育ててくれたのだなあと実感する。
「江戸東京たてもの園物語」
スタジオジブリ/江戸東京博物館/\1600
園内のたてもの概括と住んでいた人々のインタビュー、プラス時代背景のコメント。結構楽しい読み物になっています。ここでしか買えないそうですからお値打ちですよ。 宮崎駿さんもずいぶん関わっていたのが分かります。そう言えば、「千と千尋の神隠し」に出てきた神々の集う湯屋は、ここの子宝湯がモデルだそうです。
「森の博物館 原物標本」
オークビレッジ/オークハーツ/\2000
日本人として知っておきたい木30種のサンプルを張り付けたモノ。こういうモノは大切だと思います。出来れば、生えている写真も載せてもらえば良いなあ。私は分かるけれど、子どもたちには実際に生えている所は見られないと思うから。

<水族館>
「水族館のはなし」
堀由紀子/岩波新書/\660
ほとんど先学の引き写しだし、目新しい思想もない。書く必要があったのだろうか。内容もあちこちに飛んで「水族館のはなし」としか題名を付けようがない。新江ノ島水族館岐阜淡水魚園水族館の館長職にあるというのだが、まともな運営が出来るのだろうか。お飾りか。
「水族館への招待」
鈴木克美/丸善ライブラリー/\660
明治15年、上野動物園内に最初真水族館「観魚室(うおのぞき)」ができた。その以前と以後の歴史が簡潔に語られていて興味深い。特に、エノケンがカジノ・フォーリーを旗揚げした浅草水族館は、一階が水族館、二階が軽演劇ホールで好評を博した、というくだりは、先日下町風俗資料館でエノケンの企画展示を見たばかりなので印象深い。

<海・川>
「川漁師 神々しき奥義」
斉藤邦明/講談社+α新書/\838
全国の川漁師12人への聞き書き。各地の喋り言葉で表現しているので臨場感はある。人類学の手法として聞き書きはあるが、短いしやや綺麗ごとに走っている。漁法、魚、漁師の写真を増やして、登場人物を半分程度にすると、より理解されると思うが。子供の頃、川で泳ぎ釣りをした私からすると、今の川はまったくドブ川・排水路に思えるし、そのようにしてしまった行政・ゼネコンそして住民の罪は大きいと思う。 人間は自然に対して、なるべく余計なことをしない方がお互いに幸せなのだ。
「わたし琵琶湖の漁師です」
戸田直弘/光文社新書/\680
表題通り、琵琶湖の漁で生活を立てている直弘の漁と生き方の記録。先日琵琶湖博物館に行き、琵琶湖も渡ってきたところなので身に染みる話しが多い。水を汚し、自然の生態系を崩すのはワガママ勝手な人間なのだ。ちょっと我慢して、自然と共存する事がどうして出来ないのだろう。
「散歩の達人」
−/弘済出版社/\524
大人のための首都圏散策マガジン。気に入った特集の時に買ってます。今回は、「多摩川釣りキチ桃源郷巡り」というテーマに惹かれたのだが失敗。経験も知識もない馬鹿な女性フリーライターが無知をさらしていた。まともな奴はいないのか。
「新・淡水大魚釣り トーキョーアオウオ生活」
茂木薫/つり人社/\1800
中国四大家魚の中でも特に青魚に魅了された著者が、江戸川近くの小岩に引っ越してまでのめり込んだ青魚釣りのマニュアル兼生活記録。俺も始めようかな。
「日本の名河川を歩く」
天野礼子/講談社+α新書/\880
ミズガキは、筆者のように水で遊ぶ子供という造語だそうだ。川を愛する筆者は、楽しみながらも川を生き残らせるための戦いを継続している。戦う相手が官庁であることは、昨今の日本の情勢からしていうまでも無いことであるのが悲しい。私のミズガキ生活は中学生までで、岡山県倉敷市の高梁川が私の川だった。本流でハエ・ニゴイを釣り、用水路でフナや雷魚を網で捕った。溜め池で泳ぎ、川端の水草に集まる蛍を捕った。ここに掲載された川を巡ってみるのも楽しそうだ。
「川と魚の博物誌」
渡辺昌和/河出書房新社/\1800
題名通り、日本の川と魚を図説。著者は東京水産大学を卒業してから生物の教師をつとめながら、各地の淡水魚生息地を訪れ、採集、飼育、撮影を続けているそうだ。この本を気持ちよく読んでいると、自分は道を間違ったような気がする。こんな生活が良いなあ。

<その他>
「デルス・ウザラ」
V・K・アルセニエフ/小学館/\1600
ゴリド人の猟師デルス・ウザラは、V・K・アルセニエフのウスリー川冒険旅行の案内人。動物も人と同列であり、欲張らず自然を理解して、その中で生きている。金の意味を理解せず、都会の家屋での生活を受け付けない。古い日本人の価値観と近い。黒澤明の映画を見てみよう。
踊る大捜査線 研究ファイル」
法輪智恵編/フジテレビ出版/\1429
このドラマは何度見ても面白い。脚本が細部まできちんと練られて、男の琴線を刺激する。当然まともな女性や子供達でも、心魅かれて何度でも見たいと思う。主人公の青島の活躍に魅かれたり、キャリアの室井の苦悩に同情したり、脇役の和久さんやすみれさんなど色んな人物に思い入れを托せるのがヒットの原因の一つだ。こういうドラマが沢山出て欲しい。

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