地域紛争のまとめ チベット問題
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チベットの独立問題

チベットは中国の南西部に位置しており,ここに住む人々は仏教(ラマ教)をあつく信仰している。

17世紀以降,チベットでは自治が行われてきたが,1950年10月,中国が同地に軍事侵攻し,翌51年の合意協定でこれを無理やり支配下においてしまった。チベットの最高指導者であるダライ・ラマも,当初は中国による支配を甘受していたが,やがて中国による宗教弾圧が厳しくなると,反中国の姿勢を示すようになった。そうした不満の高まりを受けて,1959年3月にはついにチベット動乱が勃発し,2万人にものぼる住民がラサで反中国の騒乱に立ち上がった。しかし,中国はこれを武力で鎮圧し,ダライ・ラマはインドへの亡命を余儀なくされた。

現在,ダライ・ラマは非暴力主義の立場に立ちつつ,国際世論の後押しを受けてチベット問題の解決に尽力している。


中国が現在でもチベット独立をかたくなに拒否しているのは,これを認めた場合,国内の少数民族が各地で独立運動を活発化させる恐れがあるためである。とくに,トルコ系イスラム教徒のウイグル族が居住する新疆ウイグル自治区では,現在すでに分離独立運動が活発化しており,中国政府も警戒心を強めている。

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