パーソナルファイアウォールソフトの「ウイルスバスター2004 インターネットセキュリティ」や「Norton Internet Security 2004」をデフォルト設定のまま使っていると、そのホスト上で動くWebサーバにアクセスができないという状況が発生する。
自宅サーバを開設して外部からアクセスできないケースは、以前はルータのIPマスカレードの未設定が多かったのだが、最近ではほとんどのパソコンでファイアウォールソフトが動いていることもあってファイアウォールがアクセスをブロックするケースが増えているようだ、
以下では、これらのソフトで HTTPポートへのアクセスを許可するための設定方法について説明する。パーソナルファイアウォールには多くの機能があるが、それらについてはここでは関知しない。
「ウイルスバスター2003」や「Norton Internet Security 2003」など以前のバージョンでもほぼ同様であろう。また、他のパーソナルファイアウォールソフトも似通った作りではないかと思われるので、使っている人は勘を働かせてください。
- ウイルスバスター2004 インターネットセキュリティ編
パーソナルファイアウォールによってHTTPアクセスがブロックされていないかどうかを確認するには、以下の手順でパーソナルファイアウォール機能を一時的に無効にするとよい。
タスクトレイのウイルスバスター2004のアイコンをダブルクリックする ↓ 「パーソナルファイアウォール」をクリックする ↓ 「パーソナルファイアウォール設定」をクリックする ↓ 「パーソナルファイアウォールを有効にする」のチェックをOFFにし、 「適用」ボタン、確認の OKをクリックする
上記の設定変更後に Webサーバへのアクセスが不可から可になれば、パーソナルファイアウォールが原因でアクセスが拒否されていたことが分かるし、それでもアクセス不可のままであれば、ルータの設定など他の原因が考えられる。
パーソナルファイアウォールが原因の場合には、パーソナルファイアウォールを無効にしたままで使い続けるのはセキュリティ上問題である。そのため、以下の手順で 80番ポートを許可する設定を行う。
- モデムで(ルータなしで)インターネット接続している場合
「パーソナルファイアウォールを有効にする」のチェックON ルール一覧の「ホームネットワーク1」」をポイントし「編集」をクリックする ↓ セキュリティレベルを「中」にする(デフォルト状態) ↓ 「除外設定」タブの「Webサービス(HTTP)」にチェックし、 クリックして選択後、「編集」をクリックする ↓ 除外設定の追加/編集を以下のように設定し、OK, OKをクリックする ↓ 使用中のルールを「ホームネットワーク1」にし、適用ボタンをクリックする
- ルータでインターネット接続している場合
「パーソナルファイアウォールを有効にする」のチェックON ルール一覧の「ホームネットワーク2」をポイントし「編集」をクリックする ↓ セキュリティレベルを「低」(デフォルト状態)にし、OKをクリックする ↓ 使用中のルールを「ホームネットワーク2」にし、適用ボタンをクリックする(説明)セキュリティレベルを「低」にすると全てのポートがオープンになるが、 ルータを使用している場合にはポートの開閉はルータに任せ、ファイアウォールソフトではポート制御をする必要はない。
もし、どうしてもセキュリティレベルを「中」や「高」に上げたいのであれば、「設定除外」タブで「追加」ボタンをクリックし、上図と同様な除外設定の追加/編集を行う。
- Norton Internet Security 2004 編
Norton Internet Security 2004(NIS)のファイアウォール機能によってHTTPアクセスがブロックされていないかどうかを確認するには、以下の手順でパーソナルファイアウォール機能を一時的に無効にするとよい。
タスクトレイの NIS のアイコンを右クリックし、カーソルを無効に移動すると、NISの全機能が無効になる。
あるいは以下の手順で、ファイアウォール機能のみを無効にしてもよい。
タスクトレイのNISのアイコンをダブルクリックする。 ↓ ファイアウォールの項目がオンであれば、クリックして選択し「無効にする」をクリックする。
上記の設定変更後に Webサーバへのアクセスが不可から可になれば、ファイアウォールが原因でアクセスが拒否されていたことが分かるし、それでもアクセス不可のままであれば、ルータの設定など他の原因が考えられる。
ファイアウォールが原因の場合には、ファイアウォールを無効にしたままで使い続けるのはセキュリティ上問題である。そのため、以下の手順で 80番ポートを許可する設定を行う。
ファイアウォールの項目の「設定」をクリックする ↓ 「プログラム制御」タブの httpd.exe を「すべてを許可」にし、OKする。 ↓ 「有効にする」をクリックし、ファイアウォールをオンにする
- WindowsXP のファイアウォール 編
WindowsXPには標準でファイアウォールが搭載されている。ただ、デフォルトでは動作しないので、使用するためには設定変更が必要である(ルータでネットワーク接続している環境では設定しても無駄な処理をすることになる)。
コントロールパネル -> ネットワークとインターネット接続
-> ネットワーク接続 -> ローカルエリア接続 -> プロパティ -> 詳細設定タブ
->「インターネットからのこのコンピュータへのアクセスを制限したり防いだりして、
コンピュータとネットワークを保護する」にチェック
-> 設定 -> サービスタブ -> Webサーバ(HTTP)にチェック
上図では Webサーバ(HTTP)以外に、FTPサーバ、メールサーバ(SMTP, POP3)、SSL(HTTPS)もアクセス許可にしている。
WindowsXPのファイアウォールはローカルホストへのアクセス(http://127.0.0.1/)に対しては、アクセスを許可する設定をしなくてもブロックはしない。
アクセス状況を記録するために、必要に応じて「セキュリティのログ」タブで以下にチェックをする。
v ドロップされたパケットのログをとる
v 成功した接続のログをとる