『太陽にほえろ!』よりもお洒落で、『あぶない刑事』よりも社会派な


1987年2月から『太陽にほえろ! PART2』の後番組としてスタート。
1988年1月にメンバーを一新し、
『NEWジャングル』となってリニューアル。
同年9月に最終回を迎えるまで、
日本テレビ系列金曜夜8時枠で放映された刑事ドラマ。

ストーカーや臓器移植問題、少年犯罪、警察官不祥事等々、
すでにこの頃、今に通じる題材を取り扱っている点も興味深い。

 『太陽にほえろ!』が熱血刑事たちの物語とすれば、『ジャングル』は普通の刑事たちが活躍するドラマ。許可なしに拳銃を携帯できないし、5時を過ぎれば家庭や恋人が気になってくる。
 よりリアルな刑事ドラマを目指したこともあって刑事部屋にはメインの刑事以外に職員が出入りし、電話やFAXの音がBGMと混じって聞こえていた。捜査会議のシーンも他の部署の警官や刑事が参加して何十人もの大所帯になっている。
 それまでの1話1事件の刑事ドラマの形式を破り、1話の中にいくつもの事件が混在するのは当たり前。こういった型破りな演出がフィルムの質感と相まって独特のリアリティが生まれた。が、従来とは流れが異なることで視聴者からは「分かりにくい」「見づらい」という批判があったのも事実。視聴率的にはあまりいい数字が出なかった。らしい。



 というのがあらましだけれども、とにかくハマりました(特に鹿賀丈史演ずる津上係長)。かれこれ14年も前。事件を追ってシャープな表情をするときもあれば、刑事部屋ではみんなと冗談を言って笑ってる。それぞれに家庭やバックボーンがあって、考え方の違いで衝突することもある。愚痴をこぼしていたりもする。
 それまでの『命懸けで市民を守らなければいけない』というどこか根性モノのような刑事ではなくて、自分の生活を大事にしながら警察官としての職を全うする、というある種ドライな捉え方が新鮮でした。それでいてチームワークがいい。いざとなればお互いを信頼して、何も言わなくても次の手が伝わったりする。それが演出上とても自然。

 ここからは江口洋介、田中実(『凛々と』『刑事貴族』、CM『バスマジックリン』)、山口粧太(映画『天河伝説殺人事件』、CM『クロレッツ』)などが巣立っていきました。その他、ゲストにも有名になる前の俳優さんたちがかなり出演しています。(永瀬正敏、高木美保、益岡徹、一色彩子、平泉成、等々)

 それぞれ話の解説は有楽町さんHP「12人の優しい刑事さん」に詳しいので、ここではそのフォロー資料と勝手な思い入れをアップします。

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