静岡県道288号線
(大嵐佐久間線)


区間佐久間町〜水窪町大嵐
更新2000/04/17
調査日2000年03月
コメント通行不能である。ダム湖管理用の林道のような感じになってしまっているようだ。
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周辺略図


 佐久間湖には2本の県道が両岸に走っている。1本は愛知県道1号線、そしてもう1本がこの静岡県道288号線である。佐久間ダムは電源開発(株)が1953年に着工し、アメリカの大型土木機械などを導入する事によりわずか3年後の1956年に完成させたものである。両岸の県道もこの時期に作られたものである。これらの道はダム湖沿いにへばりついている道路であり、幅員狭小、急カーブ連続の難路である。対岸の県道1号線も山深い断崖上をひた走るが、途中新豊根発電所先の分地付近に砂利採取場があり、狭い山道をダンプがひっきりなしに走っており、非常に運転がつかれる道路だ。その先も湖の底にたまる土砂を採取するような場所が多かった。それにしても佐久間湖の水の色は不気味だ。
ダンプは仕事で運転しているわけであり観光できたような私がとやかく言える物では無いが、まるで専用道路のようだ。まぁこのダム湖自体も砂利の堆積で有効貯水量の減少が問題となっているらしいが。

 この県道288号線は土砂崩落が恒常的に発生しているようであり、現在通行可能区間は佐久間ダム付近と夏焼付近のみとなっている。その間の区間も途中までは一応存在しているようだが、その先は道が見えても落石があったりするのが対岸より確認できる。放棄しても対岸に道があるので問題無いのであろう。ダム湖管理と送電線の巡視路として用いられていると思われる。

 この県道288号線であるが、大嵐〜夏焼の区間は佐久間ダムにより水没する事となり線路変更した飯田線の旧線が転用されている。水没したトンネルの残骸なども見る事が出来た。数軒の家が並ぶだけの夏焼の集落は夏焼トンネル以外に道がなく、ダム湖の完成で完全に孤立したような集落だ。この夏焼は水窪町であるが、あたりにあるのは山だけで、本町のほうとは大きな山に隔たれている。こういうところの生活はどのようなものなのか気になってしまう。

 なお本来は県道1号線のトンネルなのだが、佐久間1号トンネルが興味深いトンネルなのでここに紹介する。


分岐点の先(A地点)

分岐点の先(A地点)

県道288号線は佐久間1号トンネルを抜けた所を右折する。トンネルの出た先はすぐダムであり、県道1号線はそのままダムの上を通って対岸のトンネルに吸い込まれてしまう。
ごくせまいところに佐久間電力館やちょっとした駐車場と土産物屋があるだけだ。しかし恐いほどに人がいなかった。お客のいない土産物屋のBGMが空しかった。この先駐車場の先のところでゲートが現れる。

県道標識

県道標識

唯一の県道標識と思われる。

佐久間ダム側のゲート(B地点)

佐久間ダム側のゲート(B地点)

駐車場を越えてしばらく行くと、写真のゲートで通行止めとなる。写真では舗装されているが、たしか1年近く前に訪れたときには砂利道で舗装工事の看板が立っていたと思う。こちら側は一応管理されているようだ。ここにある全面通行止めの看板はなぜかカナがふってあった。

ゲート脇の看板

ゲート脇の看板

対岸の県道へ迂回を求めている。きっとこの道も国道418号線と同様な道なのであろう。

佐久間ダム(展望台から)
佐久間ダム(展望台から)

展望台やトイレの坑口

展望台やトイレの坑口

閉鎖されている展望台やトイレであると思われる。こうしてみるとすごいところに作ってあるものだ。

佐久間1号トンネル(A地点)

佐久間1号トンネル(A地点)

右手前側は県道1号線、左手前側は県道288号線。この分岐の所は多少広くなっている。手前側はすぐダム湖だ。路肩に車を止めて展望台に行く事も出来る。写真左に展望台への矢印がある。

露岩のままのトンネル内露岩のままのトンネル内
露岩のままのトンネル内(佐久間1号トンネル)

展望台前の駐車スペース

展望台前の駐車スペース

決して広くないトンネルであるが(ダンプ同志のすれ違いは少し苦しい)、展望台のところ付近でトンネルが広くなっている。たぶん車を止めれるようなスペースだと思うが、そうだとしてもかなり中途半端である。普段はダンプのすれ違い場所のように使われているようで、何台も止めると嫌がられるかもしれない。

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