事故が起きるのは、決って下山の時です。遭難する時も、怪我をする時も、圧倒的に下山の時が多いものです。私たちも、下山の時に隊員が怪我をしたことがありました。ですから、下山の時は、要注意です。
具体的に言えば、登りの時よりも、休みを多くとることです。下山の時には、体力こそはあまり使いませんが、足にかかる負担は、そうとう大きなものとなっています。足を痛めるのは、こんな時です。ですから、何度も腰を降ろして休むことが必要です。
また、調子にのってドンドン下山し、道を間違える事もよくあることです。なぜ、道を間違えるかと言えば、登山道は、上へ行けば行くほど一本に合流し、下へ行けば下に行くほど何本にも別れるからです。だから、登山の時より下山の時の方が道を間違えやすいのです。しかも下山の時に道を間違えると、取り返しがつかなくなります。何故ならば、日没が迫っているからです。山で日が暮れたら最後です。遭難の一歩手前と言ってよいでしょう。ですから、下山の時は、なるべく全員一緒の行動をとることです。 |  |