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春先に咲くイチリンソウとニリンソウとサンリンソウはスプリング・エフェメラルの仲間です。どれも小さくてかわいらしい花で、カタクリと同様に春の妖精といえます。しかし、この3種類の植物はそれぞれ別の種類として独立しているのですが、その単純にして明快な名前からさまざまな混乱を招いているようです。
単に咲いている花の数だけからイチリンソウをニリンソウと呼んだり、ニリンソウをイチリンソウあるいはサンリンソウと呼んでしまう間違えをしてしまうことがよくあります。これは例えばニリンソウであれば当然咲く花は2輪であるという固定観念から出ることであると思います。たしかに花を一輪咲かせるのがイチリンソウ、二輪がニリンソウそして三輪咲かせるのがサンリンソウですが、どのような植物にも変異というものがあります。実は咲かせる花の数はイチリンソウだから一輪、あるいはニリンソウだから二輪とは限らないのです。最初に述べたようにこの3種類の植物はあくまでも別種です。ですから咲いている花の数から植物の種類を判断してはいけません。その植物の全体的な特徴をつかんで判断する必要があります。このことを、さらに複雑にしているのはアズマイチゲやキクザキイチゲの存在です。これらはアズマイチリンソウ、キクザキイチリンソウと呼ばれることもあり、イチリンソウと呼ばれる植物が結局3種類もあることになります。いったいどこがどのように違うのでしょうか? 何だか植物の分類って難しくて困りますね・・・

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