山靴通信

2000年 5月1日号(毎月1日発行)

『山靴通信』第2号(5月号)をお届けします。
雪が融けて白い山を歩けなくなるのは残念な気もしますが、
いざ春になって新緑の森の中を歩くことを考えたら、
春の山もいいななどと、
まことに人間(私)は勝手であります。
しかし、季節は人間に無頓着に進行しているようです。

猫
パンジーとデ・シモーネの猫 by HS


#6 『白夜紀行』

 昨年7月にノルウェーに旅行しました。旅の目的は、白夜の地トルムソで開催される深夜マラソン大会に参加することでした。山仲間のPATIOでこの時の旅行記を発表したのですが、今回はこれに写真を加えてみました。『白夜紀行』 という題名にしましたが、よろしかったらご一読願います。

ノルウェーの青空



#7 『カントリーブルース』は哲学か

カントリーブルースの入門書を読んでいたら、次のような文章に出会いました。


「我々が自分たちの状況を把握できない理由は、
我々自身の大きさや感覚に限りがあるからだ。
しかし実際は、大きすぎたり小さすぎたりして見えないものは、
好むと好まざるに関わらずそこに存在しているんだよ。
我々はそのそこ知れない範囲の中の真ん中に突っ掛かっているだけなんだ。」

『直伝!ブルース・ギター』より
リチャード・ダニエルズ著、藤井美保訳、シンコー・ミュージック(株)


なるほどね、なんて感心しております。

山仲間のNさんから、愛用のギターの写真を載せてよと言われたのですが、
いまだデジタルカメラを持たないのでスケッチにしてみました。
ギター

オープンチューニングにして弾いて、独りで楽しんでいます。
人に聴かせるような技量はありません。
私がギターを弾いていても、家人には無視されています。
当然か。


#8 『正岡子規』の俳句

 3月に四国の松山に行って、道後温泉に入り、おいしいお酒を飲むことができました。翌日は正岡子規記念博物館を見物しました。そこで子規の春の俳句をどうぞ。

昼の月風は若葉の上にあり

山々は萌黄浅黄やほとゝぎす

(正岡子規)


#9 『筑波山』のカタクリ

4月はじめに山仲間と筑波山に登りました。
カタクリの花を見るのが目的でした。
カタクリは咲きだしたばかりですが、日当たりのよい斜面は満開でした。
ここでのんびりと昼食。ワインが3本。
それから、蕎麦つゆワインという不思議なワインもありました。

山のワイン   空のワイン
山ワイン(左)は、しばらくすると空ワイン(右)になりました。

山好きとワイン好きにはとても楽しい一日でした。
しばらく寝かせておいた山靴を起こして、山に出かけた甲斐がありました。


#10 『酔星』

 私のマックで「すいせい」とキーボードを叩いてスペース・バーを押すと、「水性」、「彗星」、「水星」、「衰勢」、「水生」あるいは「水棲」と漢字に変換されました。これらの漢字をじっと見ていると、無常を感じてしまいます。なんて、柄にもなくセンチになっているのは、深夜にビリー・ホリデーの唄を聴いていたからにちがいありません。そしてちょっとですけれど、お酒を飲んでいるからでしょう(酔)。

彗星
夜明けの彗星


また6月1日にお会いしましょう。Have a nice day

魚

暮篤(ぼとく)

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