山靴通信 2008年1月1日号(毎月1日発行)

神峰山から日立の海(太平洋)を望む

神峰山から日立の海(太平洋)を望む





2000年4月に始まったこの『山靴通信』も最近はマンネリ気味で、面白い通信になっていないようで、心苦しいのですが、もう少し頑張ってみましょう。月日は光陰のごとし、いつのまにやら2008年になりましたが、さてさて2010年までは続けてみましょう。


ペテン師のだましあいを描いた小説にはまってしまった。コン・ゲーム小説である。知能を使って大金をせしめるという、だましあい。実際に金をだまし取られるのはいやであるが、小説では、読者はうまくだまされるとうれしくなる。


海外ものでは、ドナルド・E・ウェストレイク『我輩はカモである』、トニー・ケンリック『マイ・フェア・レディーズ』。芳書では、小林信彦『紳士同盟』、船戸与一『蟹喰い猿フーガ』、真保裕一『奪取』、石田衣良『波の上の魔術師』、五十嵐貴久『Fake』、三浦明博『罠釣師(トラッパーズ)』、楡周平『フェイク』。これだけ読むと、優劣をつけたくなるけれど、どれも合格点をつけました。ご一読あれ。





#247 『大室山その後』



『山靴通信』#227で、林道が工事中のために大室山登頂を断念したが、山登りはこだわりのスポーツであるから、次回は別の藪道から大室山に登ってやる、と報告した。こう言った手前、少しは気なっていたのだが、実際に登ったのはそれから一年後のことであった。

小木津の滑川林道をMTBに乗って漕ぎ上ると、小木津山自然公園からのハイキングコースに出会う。ここからハイキングコースを行き、鞍掛山からの尾根道に出会い、この尾根を登ると羽黒山に至る。この日は晴れてはいたが冷たい風が吹いていた。山頂をめざして自転車を押し上げる運動のために、汗が出るくらいで寒くはないが、冬枯れの山は日陰に入ると寂しい風情だ。神峰山の山頂からは、日立の海が広がり、日だまりでのんびりしたいところであったが、じっとしていると寒くなってきたので早々に退散した。

稼いだ高度を一気に吐き出すように下り、高鈴山への分岐地点に出たが、今回は高鈴山まで行かないで入四間の自動車道を下った。御岩神社を過ぎて、舗装道路を左折して大室山に向かう。この道は新しい舗装道路だが未完成で行き止まりとなる。前回はこの行き止まりの先で断念したのであった。さて、途中から右折して林道に入り込む。予定した尾根に取り付いた。杉林であり、藪も少なく自転車を抱えてもそれほど難儀しない。

標高427mの大室山の山頂は予想したとおり展望はなかった。山頂を示す標識があるだけだ。記念の写真を撮ってから北西の尾根を下った。再び先ほどの林道に出て、途中352.4mのピークに寄り道して、さらに林道を下ると地形図では油ヶ崎という集落に出たのであった。

大室山山頂にて

大室山山頂にて




また2008年2月1日にお会いしましょう。Have a nice day

暮篤(ぼとく)



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