山靴通信 2008年4月1日号(毎月1日発行)

春とはなりにけり

春とはなりにけり





北鎌倉からそぞろ歩いた。途中、明月院などの寺に寄り、そのあと懐石料理の昼食をとり、鶴岡八幡宮までの散策。寺の裏山を見上げて、あの崖のあたりをよじ登ったら面白いだろうな、と不謹慎なことを思ってしまった。





#250 『要害山と雷神山』



地形図に名前がある小さな山に自転車(MTB)で登った。久慈川を遡り、JA水府の物産店で一休み。ベンチに座っていると、これから登る要害山あたりの山塊が見える。地図を頼りに国道から脇道に入ってみると、思っていたのとは違って舗装道路が要害山に向かって出来ていた。山頂への最後のひと登りの道はさすがに舗装されていなかったが、それでも明瞭な道である。この山頂には山入城(国安城)があった。延元年間(1336-1340年)に築かれたが、今では社が祭られているだけで他に何もない。

要害山を下ったあとは、地形図にある尾根上を通る林道を走ってみることにした。小さな牧場の牛が、変なやつが自転車でやって来たというような顔でこちらを見ていた。林道をどんどん登っていくと、いくつかの林道の分岐に出会った。その分岐に入り込んだが、いずれも行き止まりであった。本道も結局は行き止まりであり、地形図の通りであった。尾根の上を藪を突いて自転車で行くことはあきらめて戻ることにした。

時折冷たい風が吹いていた雷神山の山頂

時折冷たい風が吹いていた雷神山の山頂



一方、雷神山は急坂を登ることになったが、どのピークが雷神山かわからないので、地元の人に尋ねたら、旗のあるところから登ればよいと教えてくれた。その旗を探してさらに自転車を漕いだが、それらしい旗はなく、道は下りだした。再び途中で畑仕事をしている人に訊いて、ようやく雷神山の位置がわかった。ひと登りで山頂に至る。小さな社が祭られていて、ここは鎮守の山として地元の人たちが大切に守っているのであろうが、空が時雨れてきて物寂しい風情である。


また2008年5月1日にお会いしましょう。Have a nice day

暮篤(ぼとく)



ご感想があればぜひこちらへ

山靴通信バックナンバーもあります