山靴通信 2007年9月1日号(毎月1日発行)

山は深緑なり

山は深緑なり





あの暑かった夏も、やっと終わりそうです。蝉の鳴き声が、虫の音に換わりました。


今年の夏は遠出することもなく、名残の夏となりました。


暑い低山では遊んだが、あの高原の涼風にも吹かれることもなく、夏も過ぎていきます。





#244 『方向音痴』



どうも私の体のセンサーには方向感覚をつかさどる機能が正常でないようだ。町中ではカーナビ、山ではハンディGPSにたよりきっているので、ますます機能低下している。

十国峠から林道を自転車で行き、途中から支尾根に突入して国見山を目ざす。国見山は標高291.6mの低山であるが、踏み跡程度の道を自転車で走破しようという計画。GPSを持参したが、地図表示機能がない機種で、しかも到達目標の山頂地点を記録していなかった。低山の尾根歩きは展望がないことが多く、もちろんハイキング標識はない。しかも里山には地元の人や山仕事の人が入るため、尾根筋には道らしき踏み跡がたくさんあるので迷いやすい。今回も最初の尾根分岐Aで間違えたが気付いて引き返した。

正しいルートと思われる尾根筋をしばらく進むと踏み跡は藪の中となった。再び尾根分岐を間違えたようだが、真夏の低山で風もなく、汗ばかり流れ、自転車には乗ることもできずに荷物になるだけで、ここで体力消耗状態になってきた。自転車を押しての藪との格闘を考えたら気力も失せてきたので、今回は断念して引き返すことにした。

帰ってからGPSに記録されてた走行ルートを地形図に描いてみたら、やはり尾根の分岐Bで間違えていたことがわかった。どうしても明瞭な踏み跡がある方向に進んでしまうので、地図や磁石を見て確認することの大切さを再認識した。記録されたコースを見ると、まっすぐに進んでいるつもりでも、実際には方向が変わっていたのに気付かなかったのである。

A地点の分岐で間違え、そしてB地点の分岐でも間違えた

A地点の分岐で間違え、そしてB地点の分岐でも間違えた



[後日談]

あらためて自転車を国見山に担ぎあげた。耕山寺からのハイキングコースにしたので、上記の逆ルートとなる。途中の急登では自転車を放り投げたくなるほどうんざりしたが、山頂には案内板ができていて前回のときに比べると整備されていた。


山頂から尾根沿いに進み、分岐を間違えて引き返した地点Bに到着。どうしてこんなところで間違えたのだろう、と思えるほど明瞭な分岐地点であった。自転車に乗っていると分岐地点を確認する余裕もなく、先へ先へと進んでしまうので間違いやすいようだ。


また2007年10月1日にお会いしましょう。Have a nice day

暮篤(ぼとく)



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