山靴通信 2007年7月1日号(毎月1日発行)

ポピーとデイジー

ポピーとデイジー





いつのまにか春は通り過ぎていきました。代わって本格的な夏がやってこようとしています。森ではコシアブラの若葉はすでに一人前の葉となり、とても食べられるようなものではなくなりました。


和尚山に登りましたが、いろいろなところに同じ名前の 山があるものです。


太平洋の海岸から日本海の海岸まで歩いてやろうと思ったこともあったの ですが、それを自転車でやりました。





#241 『和尚山』



山仲間と安達太良山で遊んだ。生憎の雨となってしまったが、コテージに泊まってお酒を酌み交わし、話に花が咲いた。翌日は一人、安達太良山に連なる和尚山に登った。銚子ケ滝から登ったが、この日も雨。和尚山から安達太良山、船明神山の周回コースを予定していたのだが、和尚山の山頂に着く頃から本降りとなったので断念して同じ道を戻った。梅雨時のこんな天気だから誰にも会わないで、雨音を聞きながら緑の森の中を歩いた、と言いたいところだが、あわただしく歩いただけであった。もう一つ残念であったのは、和尚山の三角点まで行けなかったこと。藪が深いのであきらめた。

銚子ケ滝

     銚子ケ滝




#242 『太平洋から日本海へ』



太平洋に流れ込む茨城県久慈川の河口から、新潟県の五十嵐海岸まで自転車で行くというイベントに参加しました。太平洋の日の出を見て、同じ日に日本海で日の入りを見るという計画ですが、私たちのチーム(2班)は時間的に日の入りに間に合わないことを考えてまだ暗い午前3時に出発したのです。このイベント、名付けて「日本横断300km」。


常陸太田を抜け、茨城県と福島県の県境が近づくと明るくなってきましたが、あたりは朝靄で霞んでいます。4つのチームが時間をずらして出発したのですが、10分前に出たチーム(1班)を追い越し、明神峠を越えて第一休憩ポイントの矢祭町東館に到着しました。昨夜は早寝したので快調です。


久慈川に沿って北上して、磐城棚倉では亀ケ城公園を左に見るだけでひたすらペダルを漕ぐのでした。矢吹町では東北本線、東北自動車道、東北新幹線のガード下を通り抜け、やがて天栄村に入りました。この道は国道118号であり、茨城街道という名前がついています。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「国道118号は、茨城県水戸市 から福島県会津若松市までを結ぶ一般国道」であり、「当初郡山市の国道4号交点までが国道として指定されていたが、1993年に鳳坂峠越えの部分が組み込まれ、会津若松市が終点に変更」されたとのこと。由緒ある街道かと思ったのだが、その歴史はっきりしません。同村にある第二休憩ポイントのコンビニに着いてしばらくすると、1班チームも到着。ここからは山越えの道となり、正念場を迎えることになります。


勢至堂峠までが長い。坂を登れどなかなか峠に行き着かないのです。歩きに比べると、自転車での登りは使う足の筋肉が違うようで勝手が違う。おまけに自転車の天敵である向かい風ときている。やっと勢至堂峠を越えたと思ったら、次に黒森峠が控えていたのでした。


足が攣りそうにながらも会津若松の第3休憩地点であるセブンイレブンに着く。この手前では足が回らずママチャリに抜かれてしまい、スポーツ自転車に乗っている身としては恥ずかしいものがあったが、いま思うと行程半ばを過ぎたこの地点が一番疲労していたようです。日の入りまでの時間との勝負なので、休憩時間は20分ほどと短く、もう少し休んでいたいという気持ちを抑えて出発しました。


会津坂下町から西会津に入ると雪が残る飯豊連峰が姿を現し、気分も爽快。福島と新潟の県境、鳥井峠を通過する。普通は県境は峠になっているものなのですが、ここは県境を越えてもさらに登りが続く。津川町の第5休憩地点直前でパンという大きな音で後輪がパンクしてしまいました。予備のチューブと交換したが、タイヤにも数ミリの亀裂ができてしまった。同行の自転車専門家からの、新潟までは大丈夫であろうという言葉に安心して阿賀野川沿いの道を行く。


新潟まで下り基調の道となりましたが、それでもいくつかのアップダウンはあります。この頃になると体調もよくなり、快調に自転車を走らせます。最終休憩地点からは5時に出発した走り屋集団の第1班も合流して、最後の20kmを進むのでした。


新潟市に入り、交通量の多い繁華街を抜けるとそこは日本海の寄居浜でした。5時33分、感動のゴールです。日の入りに間に合いました。遠く佐渡の山並みがかすかに見えて、その上を太陽が輝いています。

日本横断300kmのGPSコース図

日本横断300kmのGPSコース図



また2007年8月1日にお会いしましょう。Have a nice day

暮篤(ぼとく)



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