山靴通信

2005年6月1日号(毎月1日発行)

のんびりした黄金週間が過ぎたら、怒涛の忙しさ。
あまりに忙しいと、小さな楽しみも大きな楽しみとなるようで、
たとえば新聞の投稿俳句を読むと、しみじみといいなあと思ってしまう。
普段はそうでもないのに・・・。
制限があるからこその楽しみもあるのだなと実感したのであった。

#187
『燧ケ岳』


 黄金週間に尾瀬の燧ケ岳に登った。山には雪がたっぷり残っていたのでスキーを履いての登山であったが、登りは体力勝負で問題ない。少しは体力に自信がある。そうして誰もいない燧ケ岳の山頂からはまだ雪に覆われている山々と尾瀬沼を眺めて、はるばると来た甲斐があったと満足するのであったが、山頂には風が吹きつけてあまりにも寒い。早々に山頂を後にしたのだが、あの急斜面の下りは私の技量では絶壁と同じ。緩斜面を選んで滑っていく。下の写真の山頂直下の斜面は見た目よりも急斜面で私にはてごわい。しかし手前の斜面は私向きで面白く滑り下りることができるのであった。

燧ケ岳

燧ケ岳
 
#188
『奥久慈男体山の白八染』


 奥久慈男体山に登った。山頂には白八染(シロヤシオ)の花盛り。山頂では山菜天ぷらなどのご馳走に舌鼓。同じ山頂でも燧ケ岳のそれとは気候も印象も全く違う。どっちの山がいいかというような、比較はしたくはない、その山の在りようを素直に受け入れたい、と思う。時には著名な山に登りたい、時には名も無い低山を静かに歩いてみたい。「つまるところ、山というものならば、節操なく何でもいいのではないですか」と言われそうだが、事実だからこれには反論できない。さてさて、ご馳走様、皆さん、美味しいものをたくさん担いで、そのうちまた山に登りましょうね。

白八染

白八染
 
#189
『定波の新緑』


 GPSぞろ目地点探訪と称しての山歩き、シモンさんとカプランさんと定波を歩いたのです。下図にぞろ目地点を示しますが、その緯度と経度が数字3と5のぞろ目(33333と55555)になっています。これまで何度かぞろ目地点に行きましたが、今回の地点が一番です。ここは杉林のような薄暗い所ではなく、お日様の光あふれる気分のよい新緑の森。地形図をながめて周回コースとしたので、ハイキングとは違う山歩きとなりました。鳩ノ宮から出発して時計回りに周回しました。ブナに出会ったり、山菜を採ったり、藪漕ぎをしたり、牧場の境界柵でコース変更を余儀なくされたりと、変化に富んでいて、燧ケ岳や奥久慈男体山とも違う、山歩きとなりました。次回のぞろ目地点探訪についてもすでに決めているので、またその顛末を報告できるでしょう。

定波周回図(カシミール3Dによる)

定波周回図(カシミール3Dによる)
 

また2005年7月1日にお会いしましょう。Have a nice day

暮篤(ぼとく)

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