山靴通信

2004年6月1日号(毎月1日発行)

今月号から『山靴通信』の体裁を変えてみました。いかがでしょうか。

#154 『荒船山から黒滝山へ』

Tさん、Uさん、Dさんと西上州の山に登りました。アカヤシオを見るのが目的です。荒船不動尊から荒船山最高点の経塚山に登り、毛無岩(左写真)、トヤ山を経て黒滝山不動寺まで縦走しました。

西上州の山に登るのは初めてでした。この静かなコースのほかにも、西上州にはお弁当を持ってのんびりと歩いてみたい山がたくさんあります。物語山という山には、どんな“ものがたり”があるのだろうか。

(2004.5.2)

 

#155 『残雪の蓼科山』

荒船山に登った日の夜はDさんの別荘に泊めてもらい、翌日は単独で蓼科山に登りました。御泉水自然園のある七合目から登りだしました。すぐに残雪が現れて、登山道は氷結して滑りやすいところもありました。アイゼンを装着して、ぐんぐん高度をかせぎ、山小屋(蓼科山荘)を出発する関西からの団体登山者の横をすり抜けていきました。この日は霧が出て展望はありませんでした。しかも風が強く、手袋をしても指先が冷たい。山頂は左の写真のごとく、長居できるようなところではありませんでした。

蓼科山は日本百名山の一つなので、天気が悪くても登山者でにぎわっていました。駆け足登山となってしまったので、山の印象はよくありませんでした。

(2004.5.3)

 

#156 『袈裟丸山のアカヤシオ』

山仲間と袈裟丸山のアカヤシオを観賞した。ピンク色というのはちょっと間違えるといやな色になってしまうが、アカヤシオのピンクは理想的な色である。

たっぷりと雪のある頃に歩いたこともあった。雪原が陽の光を反射して、それが虹色に輝いていた。かまぼこ型の避難小屋に泊まったら、朝になったら水筒の水が凍り付いていた。これも同じ山である。

(2004.5.15)

 

#157 『雨降りの山』

春の雨降る山歩き、
傘さす山路に、鳥鳴いて、
雨降る山はいゝものだ。
三鈷室山県境尾根も、
備前楯山ツツジの花も、
雨の中にぞあったとさ。
若葉に落つる雨の音、
顔にあたるは雨しずく。
山がそっと教えてくれた、
おいら雨降り大好きだ。
そこの貴女は知ってたか、
雨に喜ぶ山の意を。
あらまあ、そう言うお前さん、
あたしゃとうの昔にご存知さ。

(三鈷室山[左写真] 2004.5.9、備前楯山 2004.5.16)

また2004年7月1日にお会いしましょう。Have a nice day

暮篤(ぼとく)

ご感想があればぜひこちらへ

山靴通信バックナンバーもあります