


雪崩とは、いったん斜面上に積もった雪が、重力の作用により、肉眼で識別しうるほどの早さで移動する自然現象の総称である[1]。「集落雪崩対策工事技術指針(案)」[2]では、過去の統計から、
(1) 最大積雪深が1m以上の地点
(2) 雪崩防止林として有用な森林地以外の地点
(3) 斜面勾配が30〜60°の地点
等の条件が重なった斜面で雪崩発生の危険度が高いとしている。これらの条件のうち、(1)と(2)は雪山にいればわかるが、(3)の斜面勾配というのはわかりにくいものだ。そこで地形図を見て、等高線の密度で判断すればよいのでは、と思い付いた。
距離をX、高度をH、角度(斜面勾配)をDとして数式 H = X * tan D を計算すると、X = 100mの場合は、H = 58m (D=30°の時)、84m (D=40°)、119m (D=50°)、173m (D=60°)となる。1/25,000地形図上では100mの距離において等高線が、それぞれおおよそ6本 (D=30°の時)、8本(D=40°)、12本(D=50°)、17本(D=60°)あることに対応する。つまり、地形図で100mの距離に等高線が6本以上ある斜面は雪崩の発生に注意する必要がある、ということになる。
たとえば、日光戦場ヶ原の小田代原湿原の北に広がる緩斜面では、標高1450mあたりでは100mの距離に対して等高線1本、1500mあたりでは2本、1550mあたりでは3本、1600mあたりでは6本となる。標高1600m地点あたりから雪崩の危険があると予想される。しかし1600m以下では安全であると考えるのは危険であろう。自然条件によってはこんな所でと思われる地点で雪崩が発生することもある。

2月9日(日)は、こだわってまた日光に行ってみようと思っていたのですが、前夜に雨が降りだしたので日光行きは中止して急遽、しばらく中断していた「筑波への道」の続きを歩いてみることにしました。そういうわけで、 いつも一緒に歩いているシモンさんに連絡出来ませんでしたので一人で歩きました。今回は4つの尾根を越えるコースです。小舟富士という小さな富士山に登るのがハイライトです。[地元の人以外には余りにもローカルな話ですので、読み飛ばしてください。もし1/25,000地形図が手元にあれば机上ハイキングが楽しめる、かな?]
竹之内(9:09) --- 仲桧沢 --- 300mピーク(10:00) --- 元沢 --- 氷之沢
250mピーク(11:22) --- 野沢 --- 三角点239m(12:09, 昼食) ---
前屋(13:54) --- かざぐるま物産センター --- 小舟川 --- 小舟富士273m
(14:55)--- 根岸(15:47) ===自動車道歩き===竹之内(17:52)
仲桧沢から元沢までの地形図の破線の道では、尾根の上に出ると地形図にはない林道が通っています。このため、尾根上から元沢に下る破線道が不明でした。尾根筋を少し南に下ってから元沢めがけて、えいやっと斜面を下って(危険な箇所はありません)、地形図にある元沢の「沢」の字の下あたりに出ましたから、私は破線の道を歩かなかったようです。氷之沢の尾根にも林道が通っています。この林道に出てから、北の方向に歩くと杉林の中に踏み跡が見つかります。これはすぐに明瞭な道となり、集落を右手に見て野沢に出ます。ここは破線通りに歩きました。
根岸へ抜ける道の途中から尾根伝いに小舟富士に行き、山頂を踏んでから同じ道を戻りました。地形図の破線の道に戻るのを止めて小舟富士から下った最初の鞍部から、南南西の沢を下って東西にのびる破線道に出て、沢沿いに根岸まで歩きました。しかしここは薮道で、若干難儀しました。水色の 「田」の記号( II )があるところまで出れば薮も切れるかと期待したのですが、農村の高齢化か、あるいは減反の影響か、田は荒れ果てていてここも薮になっていました。このルートよりは東側の尾根を通る破線道を行き、私が歩いた破線道に出会うコースを通って根岸に出るほうが良いでしょう。あるいは、桜町まで尾根を歩いてしまうという手もありますね。

