山靴通信

2003年4月1日号(毎月1日発行)

平日は仕事をたくさんしたけれど、(本当?)
休日は筑波山をめざして薮の中を歩いたり、
山の仲間とバックカントリースキーを楽しんだり、
ジャズのピアノ・トリオ生演奏を聴いたりと、
けっこう遊んだなあ。(本当にね!)

ただひとつ残念だったのは、
七十二年ごとに繰り広げられる
「金砂大田楽」を見物できなかったこと。
次は2075年に開催されるというから、
仙人にでもならないかぎり
次回の見物は無理でしょう。
ちょっと寂しい気もしますがね。

Nikko


#119 『小舟富士、再び(筑波への道、その8)』

八溝山から筑波山へ歩くという「筑波への道」も今回で8回目になる。

日時: [ 平成15年(2003年)3月15日(土) 曇りのち晴れ ]
コース: [ かざぐるま物産センター(8:13) - 小舟富士(8:47) - 269mピーク(10:29) - 昼食(10:56) - 283.0mピーク(11:50) - 山火事跡(13:07) - 226.4m三角点(14:05) - 重田の車道(14:50) - 大倉(16:00) ]
メンバー: [ シモンさん、Kさん、ぼとく ]
地形図: [1/25,000 上小瀬、野口 ]

かざぐるま物産センター(1)を出発した3人は、破線の道ではなく、直接小舟富士に至る尾根に取り付いた。鞍部を越えて小舟富士(273.1m)に出た(2)。ここは前回(山靴通信#118)も来ているが、冬枯れの様子は同じで、春は感じられない。当初はここから南に行くことを考えていたが、シモンさんの提案に従って西の方角に延びる尾根を進むことにした。地形図でルートを確認しながら、三つのピーク(3,4,5)を越えて、いったん車道(6)に下り、再び西側の尾根に取り付いた。この頃からくしゃみと鼻水が出始め、目もしょぼしょぼするようになり、さかんに杉花粉が飛んでいるようだ。花粉の発生源である杉林の中を歩いているのだから、花粉症のKさんは辛そうだが、花粉症ではないと思っている私にも影響するほどだ。シモンさんは平気である。

西に向かって尾根を歩いていくが、たくさんの支尾根が張り出しているので、ルートを間違えるととんでもない所に下ってしまう(7)。地形図で確認しながら慎重に進路を選び、269mピーク(8)を過ぎ、何度かのアップダウンを繰り返して雑木林のピークで少し早い昼食にする(9)。シモンさんが自ら採ったという蕗の薹の味噌和えは春の味がした。

筑波への道8
筑波への道8

283.0mの三角点ピーク(10)を越えて、森下の神社に向けて急勾配斜面を下った(11)。ここには木片を煎じて飲むとお産が軽くなるという鹿子の樹(ナンジャモンジャ)がある。谷の破線道過ぎて(12)、南に延びる長い尾根(13)を行く。このあたり、見晴しが良いなと思ったら、それは山火事で樹木が焼失したためであった(14)。226.4mのピークまでは火事による倒木を越え、火事跡に繁茂する薮をかき分けて進むという、難路であった。この山火事跡を抜けたときには正直ほっとした。尾根を下り車道に出た(15)。農家の前で地形図で現在位置と次のルートを確認する(下の写真)。小鞍部を越えて福岡の車道を行く頃には(16)、本日の山歩きも終わりに近付いた。豚小屋の脇を通って(17)再び破線の道を進み、小さな大沢川の橋を渡り(18)、国道123号線(19)に出て、大倉の駐車場所(20)に到達したのだった。こうして筑波への道は那珂川に辿り着いた。

農家の前で地形図でルートを確認しているところ(Kさん撮影)
農家の前で地形図でルートを確認しているところ(Kさん撮影)


#120 『第三の男』

アントン・カラスの民族楽器チターが鳴り響くサスペンスの傑作映画『第三の男』、そのなかで有名なのがウィーンの遊園地の大観覧車がでてくる場面である。2月下旬に機会があってウィーンに行ったので、休日にこの大観覧車に乗ることを目的に出かけてみた。

『第三の男』の大観覧車
『第三の男』の大観覧車

冬は観光シーズンではないからなのか、人もまばらで、多くの売店は閉まっていて、遊園地は侘びしい雰囲気であった。観覧車は映画が作られた当時と同じ型式であるというが、映画で見たよりも大きいという印象である。二組の家族連れと乗り込んだ箱の中も思ったいたよりも広い。見下ろすと観覧車の影が地面に長くのびていて、その影の上を人々が三々五々と歩んでいく。ハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)が長いコートを着て、颯爽と現われそうな夕暮れであった。


#121 『テレマーク・ターン』

クロスカントリースキーで履く踵のあがるスキー板は、雪の上を歩くということを重視して作られたのですが、自然な雪の上では両足をそろえると不安定になり、バランスを崩しやすくなります。足を前後に開いて滑ると、地形の変化を吸収して安定します。この滑る姿勢を、テレマーク姿勢といいます。そしてテレマーク・ターンとは、テレマーク姿勢で安定に方向転換することです。

このように頭の中ではテレマーク・ターンの原理は理解しているつもりでも、実際に出来るかというと別問題になります。3月は山仲間と、霧ヶ峰高原や美ヶ原高原でバックカントリースキーで遊びました。その際にNさんからテレマーク・ターンのコツを教えてもらったので、テレマーク・ターンの理解はさらに進んだのですが、体がその通りに動いてくれません。私のは歩き重視の革靴なのですが、プラスチック・ブーツにすると上達が早いそうです。そこで、プラ靴にして気長に練習しましょう、と思っているところです。

いざ八島湿原へ
いざ八島湿原に向かって滑らむ


酒は飲みたいですねえ、
好きなものをちょっとやるなら毒にゃあならねえ、
薬ンなると思うんですがね。
どんなに栄養があって体のためになるもんでも、
あっしの嫌いなもんはあっしにゃ毒なんだ。

古今亭志ん生

baloon

また5月1日にお会いしましょう。Have a nice day

暮篤(ぼとく)

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