山靴通信

2002年5月1日号(毎月1日発行)

冷たいソーダ水がおいしい季節になりました。
初恋の味という飲み物もありましたね。

春来たりなば

#86 『知らざあ言って聞かせやしょう』

「知(し)らざあ言(い)って聞(き)かせやしょう。
浜(はま)の真砂(まさご)と五右衛門(ごえもん)が、
歌(うた)に残(のこ)せし盗人(ぬすっと)の、
種(たね)は尽(つ)きねえ七里ケ浜(しちりがはま)、
その白波(しらなみ)の夜働(よばたら)き、
以前(いぜん)をいやあ江(え)の島(しま)で、
年季(ねんき)勤(つと)めの児ケ淵(ちごがふち)。
・・・・・・」
『声に出して読みたい日本語』齋藤孝著(草思社)より

声を出して読んでみた。
声を出して読むなんて何年ぶりだろう。
声を出して読むのって、けっこうむずかしいものだ。
声を出して読んだものに、こんなのがあった。

「構(かま)えて、まだまだ」
「見合(みあ)わせて」
「油断(ゆだん)なく」
「待(ま)ったなし」
「はっきよい」
「残(のこ)った残(のこ)った」


#87 『鍋足山新ハイキングコース(その2)』


新芽

『山靴通信』2002年1月号で、#76 『鍋足山新ハイキングコース』というのを紹介しましたが、春になって再びここを訪れてみました。今回はこの馬蹄型ハイキングコースを逆に歩いてみたのです。
あの瑞々しい若葉にむせるような景色には少々早かったのですが、それでも上の写真のような芽吹きに出会えました。
ここだけの話ですが、正面に鍋足山の急崖が見える草地に座って白ワインを飲んだのです。
緑の風に吹かれていたら、いつのまにか寝てしまっていました。
寒さを感じて目が覚めました。2時間近く昼寝をしてしまったようで、目覚めて暫くはお山のキツネに化かされたような気分でした。


#88 『山菜採りの正装』

これも『山靴通信』の2001年7月号で、#58 『山菜先生』という通信文で紹介しましたが、昨年に磐梯山山麓で会った名人から山菜採りの正しい服装を教えていただいた。今回はこの教えに従って正装で山菜採りをしてみました。

正装

山菜先生のお教えの通り、この服装は山菜採りやキノコ採りには最適であります。
両手が自由に使える。枯れ葉や毛虫が襟首や袖の中に入ってくることがない。
どうです、フリーマーケットで入手した魚の絵柄のポケット付き前掛け(エプロン)が、これぞプロというように決まっているでしょう。
この鰹がまた絵になる。絵になるはずです、

メニハアオバ、ヤマホトトギス、ハツガツヲ。


「春の山旅には、どういうものか、
私はよくべそをかくような気持ちで出かける。 」串田孫一


また6月1日にお会いしましょう。Have a nice day

暮篤(ぼとく)

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