西ボッチに登った翌日は上天気で、
これも前から気になっていた三斗小屋宿跡を訪れた。
石灯籠が当時の繁栄を想像させてくれる。
この日は明るい風景であったが、雨降りや風が吹くようなうら寒い時、
あるいは雪がしんしんと降る時の情景は、いかばかりであろう。
冬の雪のある頃に、ひそかに訪れてみたいと私は思っている。

[三斗小屋宿跡]
「三斗小屋宿は、会津藩が会津中街道を開削し、
各地に馬つぎ場を設ける際、初めて宿場を形成したが、
大部分は、会津方面からの移住者により集落を形成し宿場の形態を整えたと思われる。
板室から三斗小屋宿までは、標高六百メートル以上の高原地帯で夏期は涼しく好適であるが、
冬期間は長く、降雪のため交通の途絶がたびたびあり、また風が強く通行は困難をきわめた。
当時の馬子唄に『寒いよ寒いよ 会津の風は 野際峠を 越すからに』
などとあるように、交通が困難になると駒止めといって駄馬による物資の運送を停止した。」
(三斗小屋宿にある黒磯市教育委員会の立て看板より)