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三つのピークが三本足が付いた昔の鉄鍋を伏せたようだというのが名前の由来である鍋足山(茨城県里美村、529m)に、師走の何かと慌ただしい中に二度出かけた。手軽に登れる山だが、村役場から猪ノ鼻峠に至るハイキングコースは途中に鎖の下がる急崖があったり、滑落注意を要する岩場があったりして面白い山歩きができる。これまで何度も行っているが、三角点ピーク(551.7m)から猪ノ鼻峠までが薮の道であったりして正しく歩き通したことがなかった。途中で道を見失い、林道に下ってしまって、峠まで尾根道を正しく歩いたことがなかった。 最近峠までのコースが整備されたと聞いていたが、なかなか行く機会がなかったのだった。今回行ってみて、なるほど役場の角に新しいハイキングコース案内が出来ていることを知った。一度目は鍋足山から三角点を越えて猪ノ鼻峠まで行き、三角点まで戻り、ここからコースを外れて道なき急尾根を下って笹原集落に出た。低山でも地図を頼りに未知のルートを探して歩くのは楽しいものである。 |
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![]() 鍋足山U字形ハイキングコース |
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猪ノ鼻峠から三角点ピーク(551.7m)までハイキングコースを歩き、ここから鍋足山に向かって歩いて行くと二つ目のピークで尾根が二つに分かれる。左手コースを行くと鎖場を過ぎて鍋足山山頂に至るが、右手はハイキングコースではなく、地形図をよく眺めていると気付く尾根になる。前回笹原まで下った時にこの尾根を眺めていて、ここも面白そうなコースだと直感したのだった。そこでクリスマスイブの日に、この尾根を歩いてみた。今回はU字形に歩く尾根コースになる。鍋足山は登らないで眺めるだけだ。ここは私が予想した通りのちょっと面白いコースであり、手軽に歩けることを確認した。 歩く人もいるようで踏み跡程度の道はある。尾根の北東面は杉の植林帯になっているが、南西は広葉樹林帯になっていて、冬枯れで葉を落としているため、武生林道や奥久慈男体山方面の展望が得られる。何よりも広葉樹林のゆるやかな斜面に落ち葉が降り積もり、おだやかな林相をみせてくれる。昨今「ヒーリング(癒し)」という言葉が流行っているが、ここの落ち葉の上に腰を下ろして、日溜まりの中で一杯の茶を飲んでいると、コナラなどの広葉樹がまさに私を癒してくれるのであった。 このコースの欠点は、一部薮っぽい所があることと、U字形に歩いたあとで出発点に戻るためには自動車道を歩かなければならないことだ。それでも15分ほど車道を歩くだけだが。車道歩きがいやなら、コース途中で北東に向かって支尾根を下って林道に出て、最初に歩いた尾根に取り付いて出発点の猪ノ鼻峠に戻るというP字形に歩くこともできるだろう。 夏は草木が茂って歩きにくくなるので、ここは晩秋から早春に歩くとよいだろう。私は若葉の頃にまた歩いてみようと思っている。 |
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