2002年4月1日号(毎月1日発行)
春になったので、山靴通信も模様替えです。
シンプルな装いにしてみました。
#84 『ホワイトアウト』
裏磐梯の猫魔スキー場から雄国沼までスキーで下ったら、
沼の手前で野兎に出会った。
驚いたのは兎のほうで、彼は一目散に逃げていった。
前後の足を交差させながら、超特急で走り去っていく。
「脱兎のごとく」という言葉を真に理解した瞬間である。
沼の小屋で昼食をとってからスキー場に戻る頃になると、
細かな雪が降りだした。
しばらく斜面を登っていったら、
ホワイトアウトで現在地がわからなくなった。
さて困った。
地図と磁石を取り出して、
方角を定めてパウダースノーの上を進んだら、
リフト終点に出たので一安心したのであった。
#85 『裏磐梯銅沼のスキーヤー』
磐梯山の裏にある銅沼は、手軽に歩くスキーが楽しめるところ。
丘の上からゆるやかな斜面を滑る。
左足を後ろにしたテレマークスタイルで左に旋回。
そうして右に旋回したら、傾斜がなくて自然に止まってしまった。
どこまでも、どこまでも滑っていきたいのに。
「風はゆるやかに空は青い。都会を遠く、
時間の流れに黄金の重さがある。」尾崎喜八
また5月1日にお会いしましょう。Have a nice day
暮篤(ぼとく)
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