超心理(!?)エンターテインメントサイト「神秘広告探偵団」 フジテレビFNNスーパーニュース(2008/07/21)
特集「開運グッズに潜む罠」

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 フジテレビの「FNNスーパーニュース」で、開運グッズ特集

その名も
「黒い手口・開運グッズに潜むワナ 『霊感商法』追跡報告」


が放送されました。
 管理人の居住地ではフジテレビ見られないんですが、東京の知人から録画を入手したのでレポートしたいと思います。

 最初にお断りしておきますと、今回取材班が目を付けた業者は当サイトの広告レポートに対しても「営業妨害だから記事を消せ」とクレームしてきたりしております(そしてこちらも実際に消しました)。よって、業者に絡む固有の名称を極力出さずにお送りします。
 「国語のテストの穴埋め問題」風に書かせていただきますが、当サイトの掲示板あてに「正解はこれですね!」とか書き込みをされてもプレゼントとかありません(と言うか公開せずに消します)ので、それぞれ頭の中だけで「あー、これあそこじゃん(笑)」とお楽しみ下さい。くれぐれもその推測についてネット上にメモを残したりしないようお願いいたします(よその掲示板などに書かれたら管理人には消せません)。
 それでは始めましょう。

<問:以下の[ ]内の語句に相当する名称を考えよ。>

 まず1分ほどダイジェストです。
 取材班は、30代のOL「米田さん」(仮名)と接触。インタビューを試みました。占いが好きで、"退屈な人生を変えたい"と開運グッズを購入したそうです。
 広告が映し出されます。前回のグランドクロス・ジャパンと違い、

業者名までぼかしが入ってます。

局もこの業者[開運X]には慎重な態度を取る模様ですね。
 [開運X][恋愛運ブレスA][金運ブレスB]の2種類を売っています。米田さんはどちらも購入したそうです。このブレスには、名前の付け方がロシア語の規則にのっとってない謎のロシア人女性[霊能者A]がパワーを込めたとされています。
 「1週間で必ず効果が」というのがここの売りですが、効果を感じられなかったので返品をしようと[開運X]に電話したところ…

「二百何名買われて(効果がないと)言われたのはあなたが初めて」
「大変こちらも驚いております」
「アフターケアとして霊能鑑定をいたします」という話になって…
男性の「霊能者」が現れて「女性の"色情霊"がついているようだ」という話をされ、

「祈祷をするのに最低でも40万円かかる」

と現金を要求されたとのこと。

 記者さんは早速、調べてみました。「2ちゃんねる」を。同様の被害を訴える声が多数書き込まれていました(このスレッドは管理人もちょくちょく覗いてましたが、その後悪質な荒らしを食らって終了しました。見てたんですね[開運X]も)。

これは開運グッズの販売を装った
悪質な霊感商法ではないのか


 広告内容について[開運X]に問い合わせてみたところ…

記者「こういうの効果は大丈夫なんですか?」
[開運X]「す〜ごいですよ」

そこまで自信満々に答える方がすごいわ。

 ここで前回の特集でも出てきました「国民生活センターに寄せられた霊感・開運商法の相談件数」のグラフが登場。

「オーラの泉」が始まった2005年から件数は急増です。
(偶然では片付けられない、まさにシンクロニシティ(笑))

 いよいよ取材班はその実像に迫るべく、[開運X]から[恋愛運ブレスA]を購入。24000円也。そして記者さんの腕にはこのかわいらしい[恋愛運ブレスA]が。果たして恋の願いはかなうのか?…そういう特集ではありません。
 10日後、別に何も起きなかったようで(それが普通)、[開運X]に電話。するとやっぱり返ってきた答えは

「こういう連絡をいただいたのは初めてです」

[霊能者A]先生に相談してみます」ということになり、1週間後。再び電話する記者さん。

[霊能者A]先生の方でもお手上げ状態というか…」

で、「オーラリーダーの先生」に相談するから「手の写真」を送れという展開になりました。記者さんは素直に手を撮影して画像を送ります。

 ところで[恋愛運ブレスA]の石って何なんでしょう?今回は研究機関まで行かなくてもいいと踏んだのか、宝石店「ストーンマーケット」さんへ。社長さんは一目見るなり

「普通のインカローズですね」

調べてみましたがインカローズは一応パワーストーンとしての意味づけもされているんですね。ま、それはさておき。

 オーラ鑑定の結果が届きました。手の写真には謎の記号が書き加えられており、鑑定文も添えられています。

多分鑑定を申し込んだ全員に同じ文章なんだと思います。(笑)

 指定された日時に[開運X]に電話すると…

「こちらの方で顧問で入っている者で[霊能者B]と申しますけれども…」

[霊能者B]が言うには、記者さんは
  • 前世が女性であった
  • 別の女性の旦那さんとの間に色情トラブルがあった
  • そのとき自殺した女性の霊が憑いている
2日後にまた電話するようにということで電話は終わりました。
 その間、取材班は[開運X]の素性を調べるべく[関西某所]へ。広告に記載された住所を実際に訪ねてみると…

例によって例のごとく「レンタルオフィス」です。

何かあってもすぐに店をたためて便利ですよね。
 さて問題の2日後が来ました。[開運X][霊能者B]は電話口で語ります。

「このままの状況であれば間違いなくマイナスの方角に、
 どんどんどんどんここぞというときに引っ張られますから、
 どうすればいいのかとなると、
 方法はあるにはあるんです

護摩行や加持祈祷を毎日するそうですが、その際の支度金が「通常であれば115万」だとか。その日の内に振り込むことを強く迫る[霊能者B]

 ここで場面は変わって、悪徳商法に詳しい弁護士の紀藤正樹氏のコメント。

「典型的な、通信販売を利用した霊感商法の手口と同じ。
 通信販売はあくまで表面的な入り口で、そこから先は霊感商法と同様の手口になっているケースは非常に多いですね」

「騙してお金を取る」という点では詐欺罪、「不安を煽って金銭を要求」という点では恐喝罪に問えるそうです。ただし、テレビが告発しただけでは当局も動きません。被害者自身が警察なり弁護士事務所なり消費者団体なりに勇気を出して相談する(こういう特集をやった以上はフジテレビでも話は聞いてくれると思います)。

間違っても別の開運グッズ業者に
「こちらなら大丈夫ですよね?」とか
問い合わせないように。


 取材班は[霊能者B]を追うべく、[開運X]の本拠地を探ることに。まず商品の配送センターを突き止め、地域を絞り込み、1ヶ月にわたる聞き込みの結果、1軒の商業ビルにたどり着きました。
 いよいよ直撃取材!…の前に、一旦CMです。

 CM明けのナレーション第一声は

「開運グッズの通信販売を悪用し、霊感商法を行っていた業者」

もう断定。(笑)
 取材班は[開運X]の本拠地の事務所を訪ねます。

記者「売ってる商品についてお話しをお伺いしに来てて…」
[開運X]「どういうつもりなんですか?」
記者「どういうつもりというのは?」
[開運X]つぶしかけてはるんですか?

突然かどうかは別にして、テレビ局が来て「つぶしに来た」と解釈するのは、

「うちは怪しいです」

って言ってるのも同然ではないかと。潔白な会社でしたらチャンスではないですか。
 ちなみに、記者さんが[恋愛運ブレスA]を買ったと言って見せると「え!ほんまですやん」と素で驚いてます。
 結局、この場では代表者にも[霊能者B]にも会えず。
 そこで今度は、会社の登記([開運X]は登記されていたのか!)に載っていた代表者の自宅を訪ねてみることに。しかし出てきたのは代表者の父。本人は住んでいないと言います。

「オーナーが仕切っていて(代表者は)店を任されていると言っている」

とのこと。連絡が欲しいと電話番号を渡す記者さん。
 数日後、オーナーを名乗る男から電話がかかってきたそうですが、その男は何と事務所に直撃取材に行ったときに応対していた男。こんな内容だったそうです。

客に対してオーラ鑑定をし、行の代金を要求していることは事実。
しかし納得している人もいる。
顧問の霊能者の連絡先など詳しいことは教えられない。


そりゃ中には納得する人もいるでしょう。不安バリバリのときに「お祓いをしてやる」と言われて、金を出して、その後が平穏な日々なら「ああ、お祓いしてくれたから何事もないんだ。よかったよかった」と思ったり。そんなもんです。

 残念ですが、また何だか尻つぼみな結末になってしまいました。
 他の開運グッズ業者も調査してみたそうです(それぞれ買ったんでしょうね…)。すると

「望まない方向に行かそうとしているもの、
 それらすべてが邪気なんです。
 この経費については5万円です」

などなど、複数の業者で似たような展開に。ひょっとしたら「短期間で効果が」と言い張る[開運X]の系列ばっかりなんじゃないのか?などと邪推したくなります。

 特集VTR終了後のキャスターのコメントが、とても他人事っぽく聞こえるのが印象的でした。(おいおい)
 これで終わりにしないで年に2〜3回くらいやってほしいですね。スピリチュアルブームが続く限り、ネタには困らないはずなので。

 ちなみにここ2ヶ月くらい、[開運X]の広告ってMISTYや恋運暦で見かけないんですよね…。まあ、テレビであのくらい出されたら広告見るなり「ああ、これがあの霊感商法の」とか思われちゃうから仕方ないか。(笑)

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