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◆◆◆ジャカルタのタクシー事情◆◆◆
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日本でタクシーに乗るとして「怖い」思いをすることはあるだろうか。 しかしながら、ジャカルタのタクシー危険なのである。 私自身は危険な目にあった事はないのだが、話はいろいろ聞いた。
まず、ジャカルタには数多くのタクシー会社が存在している。 その中でも最上格なのが「シルバーバード」。 黒塗りでクラウンのような車である。 とうぜんながら料金も最上格であるが、ホテルから空港に向かうときに一度だけ乗ったことがある。 当然、経費で。 さすがに乗り心地は素晴らしく、ドライバーとも英語が通じる。 シルバーを名乗るだけはある。 その次にあたるのが「ブルーバード」。 シルバーバードと違い名前通り青い車体である。 日本と同じような中型のセダンである。 料金も普通である。 会社からは「ブルーバードしか乗るな」と言われていた。 というのも、「他のタクシーは危ない」らしいのだ。 << 人から聞いた危ない話 >> << 妻から聞いた危ない話 >> こんな話を聞いたらブルーバード以外には乗れなくなってしまうでしょう。 しかしながらタクシー会社なんか10以上あるんです。 運良くブルーバードが拾えるとは限りません。 そういう場合は、意を決して他のタクシーに乗ってしまうのですが、到着するまで一時も気が休まりません。 どんなに眠くても寝てしまうことは許されないのです。 「ブルーバードしか乗るな」と同時に言われるのが「プレジデントには乗るな」という事です。 このプレジデントは黄色い車体で、基本的にボロイです。 ボロイのは本当にボロイです。 「20年ぐらい走ってんじゃないか?」と思えるのもいます。 しかし、このプレジデントが嫌われているのはボロイからではなく、どうも危ないらしいんです。 地元っ子の妻でさえプレジデントを捕まえようとしませんでした。 こいつに乗るのは30分ぐらいタクシーが捕まらなかった時ぐらいです。 タクシーを捜している時は、黄色い車だったら手を下ろします。 基本は、『出来る事なら青い車。 黄色い車は選ばない』です。 しかし、最近は事情が変わってきました。 プレジデントの色がブルーバードそっくりになったんです。 きっとこんなプレジデントでこんな会議があったんだと思います。 社長「ここのところ売上が伸びていないのだが、どかーんと売上を伸ばす案はないかね」 理論派で社内に知られるA「我々の使命はお客様に上質のサービスを与えることです。 乗り心地という観点から考えますと、今の老朽化した車ではダメです。 まずは、最新の車に買えかえるべきでしょう。」 社長「Bの意見はいいなぁ。 確かに10%スピードを上げれば売上も10%アップだな。 ところで、おいC!! お前はさっきから黙っているが意見はないのか。」 気が弱く、周りに流されがちなC「タクシーの色をブルーバードと同じにしてみるなんてのはダメですよね」 社長「声が小さくて聞こえない!! なんだって。」 A「社長、タクシ−の色をブルーバードと同じにしてみるのはどうかって言ったんですよ。 子供じゃあるまいに色を変えたぐらいで売上が」 社長「それいいじゃないか。 やつらと同じ色にしてしまえば間違える客もでてくるかもな。 よし、じゃあ来週からだ。」 なんて会議があったかもしれません。 |