|
これは第3セクター・しなの鉄道株式会社の代表取締役社長杉野正氏の本の題名です。
しなの鉄道は、1997年長野新幹線ができ、在来線の篠ノ井−軽井沢間を経営分離して開業しましたが、毎年10億円の経常損失をだしているような会社でした。
杉野氏が社長就任後1年半弱の2003年度上半期で、1億円の経常利益(2億3千万の減価償却費を控除後)をだしました。
その理由は? まず、社員の意識改革。当時100円稼ぐのに128円かかっていました。そこですぐ「3割増収するか3割給与をダウンするしかない。会社が潰れたら給与は0円です。しかし再建すれば7割貰えます。」現状の厳しさと有り難さを社員に伝え、赤字は家族を路頭に迷わす罪。という意識を徹底的に伝えたといいます。
勿論、仕入や収入についても、会社一丸となってさまざまな工夫をこらしました。
昨日と同じ仕事でも、昨日と同じにやればいい、ではなく、新しい発想、もっと早く、もっとよく、もっと喜ばれるように、そしてもっと楽に、もっと安くできないか考える。そのような発想が利益を生んでいくのでしょう。参考にしたいですね。
「俺が黒字にしてみせる!」杉野正 かんき出版 1,400円
税理士 吉野 隆子
|