今日は鉄腕アトムが誕生する日。というか誕生するはずだった日だそうだ。小さい時から鉄腕アトムは知っているが、今日がその日であることを知ったのはつい最近。それはそうと幼稚園児の頃、鉄腕アトムのようなロボットを作れるような科学者になることが僕の将来の夢だった。それが小学生になって本を読むことに興味をもって、小学生、中学生の頃の将来の夢は小説家だった。そしてプログラマーになって今に至っている。プログラマーという仕事に就いて2年ぐらい経った頃だったろうか、ふとプログラマーという職業が鉄腕アトムのようなロボットを作れるような科学者になるという始めの夢と結びついているような気がしたことがあった。その時それ以前に読んだ森村誠一さんのエッセイの「ケルンの石」という言葉を思い出した。自分が目標に達しなくてもいい、自分は一欠けらのケルンの石となりそれが積み重なり、いずれ誰かがその頂点に立ち目標を達してくれれば、そのようなことが書かれていたことを思い出していた。僕がどんなに努力しても鉄腕アトムのようなロボットのプログラムを作ることは不可能である。現在の状況ではおそらく、僕が100歳以上生きたとしても、鉄腕アトムのようなロボットには出会えないであろう。でも、それでも、僕が作ったプログラムを参考にして誰かが新しくプログラムを作り、またそれを、という具合に何百年、何千年積み重なっていけば、おそらく鉄腕アトムが本当に誕生する日がくるようになると思う。そのためにも、僕達は今を生きなければならない。鉄腕アトムが誕生するはずの日に改めて思ったことである。 2003-04-07(月) |