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Note.345【人生はビールの味】

優の古尾谷雅人さんが自殺したというニュースが昨夜、テレビを見ていると速報として報じられた。年間3万人以上の自殺者がここ最近続いているのだから別に俳優が自殺しても不思議ではないのだけれど、やはり有名人の自殺はなんとなく衝撃を覚えて、年間3万人以上の自殺者がいることを改めて認識する。僕も当然生きているから「苦しくて死にたい」という気持ちは判らなくはない。だが、自殺はいけない。ところで、子供の頃、宴会などの時よく親戚や近所の人にビールを勧められて少し飲んだことがあった。だが子供のこと、一口で苦くてそれ以上はとても飲めはしなかった。こんなことは、誰でもでなくても多くの人が経験すること、僕にもあった。煙草についても、子供の頃はいたずらでちょっと吸っただけで咳き込んでしまった。それがいまでは、いくら酒に弱いとは言え、夏とか汗をかいた後のビールはおいしいと感じる。煙草も同じ、一服すると気が休まる。それが大人になったということだろうけど、同じようにいつか、苦しいことや悲しいことが真に「おいしい」と感じるようになれるような気がするのだ。それはある意味「悟り」という境地なのかも知れないけれど、凡人の僕にはとことん生きていくしか、そこに辿りつく術はないと思う。だから、僕はそうするつもりだし、今現在多くの人たちが、苦しいことを苦しいというままで自殺していくのがとても残念である。

2003-03-26(水)