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Note.329【社会批判は不変的!?】

一昨日、NHKの「感動プレイバックTV50」という番組を見た。そこで、昔の著名人のインタビューを取り上げていた。吉田茂、三島由紀夫、横山大観、井伏鱒二、開高健、川端康成、司馬遼太郎、手塚治虫、松下幸之助、本田宗一郎、など、今は亡き著名人ばかり。みな触りの部分だけだったが、それでもそのメッセージは心に残るものばかりであった。しかも、3,40年も以前ながら全く古臭さは感じられず、逆に新鮮に思われるものさえあった。ということは、彼らは未来を見据えてインタビューに答えていたのか、それとも僕か、僕を含めた今の社会がこの3,40年、何の成長もしていないのか。僕はふと考えた。たぶん、後者であると思う。確かに科学技術とか経済は目まぐるしく変化した。だが政治とか文化なんて、同じところをぐるぐる回っている、そんな気がするのだ。だから、古臭さを感じないのだと思った。良いことなら不変的であっていいけれど、そのメッセージの多くは社会批判。つまりは日本はちっともよくなっていないということだ。思い巡らしてそういう結論に辿り着くと、判り切ったこととはいえ、ため息が出る。

2003-02-08(土)