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Note.320【名横綱と遊び人首相】

先日、横綱貴乃花が引退した。僕はテレビで引退した貴乃花のインタービューを見ながら、限界までやったからこそ黒星で引退出来るのだろうと思った。横綱千代の富士も貴乃花(その頃は貴花田だったか?)に敗れて引退したはず。とはいえ、「有終の美」などと言って去り際は綺麗にということでは白星で引退するのが普通のような気もするが、千代の富士も貴乃花もそうではなかった。おそらく、多くの試練や苦難を乗り越え数々の実績を残してきたという自負心があるから、去り際を考えずに限界までやり遂げられたのだろう。だから黒星引退ということになったのだと思う。さすが名横綱と言われるだけある。という横綱貴乃花に「感動した」と言った小泉首相といえば、対照的に無様な敗者にはなっていないが未だ何の実績も上げていない。そればかりか経済はますます悪化の一途を辿っているのに、何の有効な政策さえ打ち出してはいない。実に気楽なものだ。そう思うと、貴乃花がいた角界に比べて政界とか官界はなんとも不真面目なトップばかりのような気がする。足の痛みに耐え必死に土俵で相撲を取る横綱貴乃花に比べれば、小泉首相にしても石原東京都知事にしても、単なる「遊び人」。そんな気がするのだ。とにかく、僕も無様でも「死ぬまで活きる」(中学の時友人が言った言葉で、なんとなく気に入っている言葉)つもりだ。

2003-01-23(木)