日本経団連が「奥田ビジョン」なる日本の将来像を示したものを発表したというニュースをネットで見た。仔細はわからないが、その記事によると、消費税を毎年1%ずつ引上げその一方で法人税を減らすべきだとか、企業献金で政治家への支援を行うとかいうことが盛り込んであるらしい。だが、僕にはそれがビジョンと言うべくものには思えない。単に「政治家どもよ。金をやるから現在検討されている企業への外形標準課税を阻止しろ」という牽制のメッセージのようにしか思えないのだ。こんなこと、一個人一企業が裏ですれば明らかに贈収賄だと思うが、日本経団連という団体がしかも表ですれば何のお咎(とが)めないのだろうか。とはいえ、おそらくマスコミは「奥田ビジョン」を批判はしないだろう。奥田日本経団連会長はトヨタ自動車の会長。トヨタといえばマスコミにとっては大スポンサー、その会長の意見を批判することはありえないという気がするのだ。そう考えると、ある意味北朝鮮と似ているような気もしないでもない。しかも、スポンサーに縛られていないNHKまでも、そんな奥田碩氏を担ぐとは(Note.311)。こんなことで日本はいいのだろうか。 2003-01-04(土) |