この仕様書は MNG (Multiple-image Network Graphics) フォーマットの形式について定義しています。また、MNG のサブセットである、MNG-LC(low-complexity) と MNG-VLC (very-low-complexity) についても定義しています。
注意:この仕様書は PNG (Portable Network Graphics) [PNG] と JPEG (Joint Photographic Experts Group) の仕様書に依存しています。PNG の仕様書は次の PNG web site で入手可能です。
http://www.cdrom.com/pub/png/
MNG のデータストリームは 0 以上の独立したフレームを順番に記述し、あらかじめ定められた画像を表示するための命令を記述します。それぞれのフレームは 0 以上の画像の組み合わせで構成されるます。
組み込まれる画像は PNG・JNG または Delta-PNG のデータストリームです。MNG-LC と MNG-VLC のデータストリームは JNG のデータストリームを含むことはありませんが、MNG-LC と MNG-VLC を扱うソフトはそれらを認識して処理するように機能強化することができます。
典型的な MNG のデータストリームは次のものを含みます:
MNG を根本的に説明すると、フレーム中に押し込まれた要素を記述するものといえます。いつフレーム間の遅延時間があらわれようとも、望ましく合成されたスクリーンを作り出す能率的な方法で成功させるのはデコーダの責任です。単純なデコーダは手続き的にフレームバッファ中に画像を現れた順番で合成することもできますが、能率的なデコーダは最後のフレームが現れたときに同じである限りにおいては、異なる方法でこれを行うこともできます。
画像は「具体的」でも「抽象的」でもかまいません。この違いは画像のデータをオリジナルそのままに保持する必要のないときまたは目的とする表示装置に対して適切に表示するためにデコーダが画像を操作するより効果的な方法を使うことを認めています。
MNG は "Ming" と発音します。(明朝体の「明」)
MNG のデータストリームをファイルに保存するときは、拡張子として ".mng" を使うことが提言されています。ネットワークアプリケーションでは、メディアタイプ "video/x-mng" を使うことができます。"video/mng" が登録されることがいつかあるかもしれません。
MNG のデータストリームの最初の8バイトは
138 77 78 71 13 10 26 10
(十進数では)0-3 のバイトが "¥211 P N G" の代わりに "¥212 M N G" になっただけで、PNG のシグネチャに類似しています。
PNG はまだ、音声や込み入った順序の情報に必要なものを提供できませんが、その能力は下位互換を保ったまま将来付加することができます。これらの論点に関しては、メーリングリスト mpng-list@ccrc.wustl.edu で議論されています。
チャンクの構造(長さ・名前・データ・CRC)とチャンクの命名規則は PNG の仕様書で定義されたものと同一です。PNG と同様に、1バイト以上を必要とするすべての整数はネットワークバイトオーダーです。
MNG で用いられているチャンクの転写規則は PNG と同じ機構ですが、規則についてはすべて Chapter 7 で説明しています。MNG editor は未知のチャンクを SAVE や SEEK チャンク、画像を表示する引き金になるチャンク、をこえて、もしくはIHDR-IEND の内側や外側、類似の順番に移動してはいけません。
デコーダは同じ結果が得られるかぎりにおいては、この仕様書に記述されるどのデコーディングモデルやこの使用書中の命令も理解するする必要がなくいことに注意しなければなりません。
MNG のデータストリームや埋め込まれたオブジェクトのそれぞれのチャンクは独立したもので、つまり、チャンクのデータ部分にほかのチャンクが取り込まれることはありません。
シグネチャを持ち独立した PNG や JNG のデータストリームも、正当な MNG のデータストリームであり、MNG に準拠したデコーダによって認識されデコードされる必要があります。このような種類の MNG のデータストリームは1枚だけの画像が埋め込まれています。
MNG を構成する埋め込まれたオブジェクトは一般に PNG フォーマットですので、MNG は PNG の特長を共有しています:
追補: