日本ケ塚山、八岳山

 今回はSくんと富山(とみやま)村の2山に挑戦。
 富山村は、知る人ぞ知る、日本一のミニ村(人口約200人)。山の向こうは長野県、川の向こうは静岡県という、愛知県の最深部にある。
 この村には歩行4,5時間かかる山が3つある。今回は泊まりでそのうちの2山をやっつけよう、という計画である。

2003.10.25(土)

 7時Sくんのクルマで出発。R153を北上し、根羽〜売木〜豊根とジグザグに行くコースが最短かどうか知らないが、富山村の民宿「嶋開都(しまかいと)」には9時20分着。

 宿のおばさんにあいさつし、ササッと準備して、9時半には歩き始める。
 バンガロー村の脇から、林の中を登っていく。この押出沢ルートには「日本ケ塚遊歩道」などとロマンチックな名前が付けられているが、けっこうハードな急坂が続く。
 そのうち尾根に出て、景色がひらける。

 11時半、1065mピーク(仮称)に着く。北側、眼下には小さく村落が見え、その背後にある山塊のどれかが明日登る予定の八岳(やたけ)山のはずである。南には遠く三河の山並みがかすみ、東側、紅葉の間からはめざす日本ケ塚山のピークが見える。


民宿「嶋開都」
ここのご主人は
富山村の村長さんでもある

鮮やかなドウダンツツジ

1065mピークから
日本ケ塚山を臨む

 ここからは紅葉の中を気持のいい縦走となる。ただし道の両側が切れ落ちていたり、ハシゴ場やロープ場も多いので、見とれてばかりはいられない。

 1時間ほどで日本ケ塚山頂上へ。佐久間湖が見える。紅葉は今がベストで、この頂上に数パーティいても不思議ではないと思うが、我々だけであった。
 絶景を眺めながらのランチ。コンビニで買ってきたおにぎりとみそ汁がうまい。



紅葉は今がベスト

頂上から佐久間湖が見える

 帰りは中沢ルートを下る。けっこう急な下りを1時間半ほどで県道に出ると「嶋開都」まではすぐである。

 クルマで「湯の島温泉」へ汗を流しに行く。ここは村にひとつの天然温泉。露天風呂もある。400円。あと村にひとつの喫茶店に湯上がりのコーヒーを飲みに行ってみたが休業であった。


「湯の島温泉」
外は露天風呂

「嶋開都」の夕食

ぼくらの部屋は離れのプレハブ
さすがに冷えるので
ストーブを使った

 「嶋開都」の夕食はおでんをメインに、サンマ、アマゴ、なぜかタコヤキまである。
 Sくんの129山目を祝って乾杯。スタートはぼくより遅かったのだがいつのまにか抜かれてしまった。

2003.10.26(日)

 今日は朝から快晴。ニギリメシを作ってもらい精算をして(7,250円)出発。
 村役場の駐車場にクルマを置かせてもらい、民家の間の細い道を登っていく。

 まず熊野神社に参拝。八岳山への登山口はこの境内の右側にある。さすがに脚が重いので、先を急がずゆっくり歩く。
 30分ほどで尾根に出る。ここまで来てもなぜか紅葉はほとんど見られない。モミジも青いままだ。


「嶋開都」のゴン
山登りが大好きで、
登山客を先導して
頂上まで案内するそうである

熊野神社

境内から見た佐久間湖

 ガイドブックによると頂上はまだ1時間半も先らしい。長い尾根を二人黙々と歩く。そのうち見上げるような急坂となる。一歩一歩無心に前進を続けるうち、あっけなく頂上に到達した。

 八岳山頂上は木々に囲まれ日陰になっているが、ちょっと下ったところが切り払われ、新しい展望台が出来ている。ここからは眼下に佐久間湖と、遠く幾重にも重なる山並みを臨むことができる。

 Sくんはついに130山完登。このあとは山と温泉の組み合わせをのんびり楽しみたいと、抱負を語る。
 一服したあと、来た道を降りる。


八岳山頂上

展望台(右)
中央のピークは袖山岳か?

展望台から佐久間湖を見下ろす

 再び「湯の島温泉」で汗を流したあとは、小戸名(おどな)渓谷、白樺高原、茶臼山と、紅葉めぐりをしながら、満足のうちに帰途につく。

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