028-Pictogram[2002-4-30(火)]

ピクトグラムを使う(標準案内用)

今回はちょっと趣が変わってピクトグラムのお話です。ピクトグラムとは簡単に云うと「図記号」のことで、ここでは特にサイン(いわゆる看板)で使われるピクトグラムのことを指しています。(実は管理人の専門分野です。)(すいません!あんまりティップスになっていません!)

不特定多数の人が出入りする交通施設、観光施設、スポーツ施設、商業施設、その他の公的施設などで使われるピクトグラムは誰でも分かる統一されたものが望ましいと思います。いままではJIS(日本工業標準)されたものはなく、ISO(国債標準化機構)されたものもほんのわずかです。またAIGA(American Institute of Graphic Arts)という規格のものが良く使われていますが、必要なものを全て網羅されているものでありません。


AIGAピクトグラムの例

最近の新しく出来た不特定多数の人が出入りする施設には、いかにもグラフィックデザイナーが作ったようなオシャレなピクトグラムが見受けれられます。とってもかっこよくて良いのですが、視認性のすぐれた情報提供手段というピクトグラムの本来の目的を忘れているものが多いのも現状です。
その結果、その施設の管理者がもっと分かりやすい上記のようなピクトグラムを壁に付け足したりして、トータルなインテリアデザイン、エクステリアデザインが 台なしになってしまうケースが良くみられます。

そこで今回、標準案内用ガイドラインというものが出来、本年の3/20にJIS規格化されたピクトグラムを紹介します。これは、国土交通省の関係公益法人である交通エコロジー・モビリティ財団が日本財団の助成を得て設置した検討委員会によって策定されたものです。またその後、JIS化案が了承されJISZ8210として制定されたものです。またISOにおいても検討されているようです。

私は、発表された時から(昨年の春頃)から提案、使用し、実際の施設で使われています。
尚、これらのガイドラインと、実際のピクトのデーターは以下よりダウンロード出来ます。
(イラストレーターバージョン8のデーターがDLできます。)
( DLしたものは自由に使うことが出来ます。)

交通エコロジーモビリティ財団ホームページ
http://www.ecomo.or.jp

スウォッチパレットを使う
ここで終わってしまっては、この財団の宣伝になってしまいますので、ここからがちょっとした本編です。
私は上記のピクトグラムを全て登録してスウォッチライブラリに登録しています。必要な時にすぐに利用出来るようにしています。適当な新規書類を作り、既存の スウォッチパレットにあるものを削除し、それぞれのピクトグラムをドラッグして登録しました。それをイラストレーターのフォルダの中のスウォッチライブラリの中に「BasicPict」と名前を付けて保存しました(バージョン8と9の場合)。バージョン10の場合は、プリセットというフォルダの中にスウォッチというフォルダがあります。


オリジナルのライブラリが追加されました。

下図が登録したものです。 それぞれパレットオプションで、小さく表示 、名前、大きく表示したものです。
これらを上手く切換えれば、上手く捜せると思います。これだけ登録するとファイル容量も大きくなるのですが、バージョン8ではパフォーマンスに影響しません。バージョン9と10の場合は、パレットのリドローが遅くなります。


パレットオプションで切り替えた3態です!

ところでバージョン9からは検索フィールドが追加されました。(しかし私はよく使い方がわかりません!)


これって英文だけの検索?

ここでバージョン10の話です。スウォッチに加えて新たにシンボルというものが加えられました。そのなかにピクトグラムも加えられています。ライブラリを見ると「地図」というのもありました。ただ、種類も中途半端で質も悪く実用的ではありません。(今回のピクトグラムを紹介することにした、きっかけになりました。)

シンボルの機能は、あの「FLASH」に付いているものと同じようなものです。エイリアスのようなものなので、数多く配置してもファイル容量は大きくなりません。


この他にもいろいろ付属しています。

パレットオプションから同じインスタンスを一遍に選択して別のシンボルに置き換えることが出来たりと便利になりました。
注意点は、シンボルの登録されたものは完全に一つの図形になります。再利用したい時は、オブジェクトメニューから「分割・拡張...」を適用する必要があります。


シンボルパレットのオプションです。