2006年 北野天満宮初詣 書初め「天満書」  絵馬所をめぐる  2006年1月4日UP






























 天満宮は全国にあるが、本家本元である京都・北野天満宮に初詣に出かけた。大変込み合っていて
本殿への参道を通るのになかなか列が進まない。
 初詣の客というよりやはり特別の日であるからだ。

 1月2日は書初めの日である。私の前に幼児を肩車した男性がいてその児の赤い帽子だけが視界に
あるといった有様。時間と共にようやく本殿に着く。拝礼を済ませた後、絵馬所へ引き返す。ここらあた
りが他の神社とは違うところだ。書道の神として崇められている菅原道真公を偲ぶことが大切なのだ。

 道真公は、政治家であると共に「文章博士」に任じられた学者であった。数々の漢詩や和歌に代表さ
れる歌人であり、また、書家としては、嵯峨天皇、小野道風と並び「三聖」と称えられる名筆家であった


 【菅原道真(すがわらのみちざね、みちまさ、どうしん、承和12年6月25日(845年8月1日) - 延喜
3年2月25日(903年3月26日))は日本の平安時代の学者、詩人、政治家である。特に漢詩に優れ
、現在は学問の神として親しまれる。33歳のときに文章博士に任じられる。宇多天皇に重用され右大
臣にまで昇るが、左大臣藤原時平に讒訴され、大宰府へ権帥として左遷され、そこで没した。】
<出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 >

 こうした学問の神様にすこしでもあやかりたいと人々は老若男女を問わず、参詣するのである。そこ
で私も絵馬を買い求め、絵馬所に行ってみた。誰でも参加できますと立て看板が出ている小屋の内を
覗くと、いるいる。子ども達もおとなも真剣な顔つきで書き初めを書いている。

 絵馬所にて神前書初めを行うことを天満書という。天満宮特製の筆は1000円、北野御筆始と刻印
のある和紙一枚50円を支払ってから、私も天満書にチャレンジすることにして坐った。
 ああ〜〜、出来はまことにお粗末。殆どの人は奉納するのに私は書いた紙を丸めて家に持ち帰るこ
とにした。

 絵馬所を出て、絵馬をかける場所に進む。ここには行列が出来ていた。受験生と保護者と思われる
連れが多い。中には犬を大事そうに抱いた人もいた。何を願っているのだろう?

 受験生だけでなく、就職をたのむ人々もよい結婚を願う人も行列に加わっているだろう。経営がよく
いくように神頼みするオーナー。またお礼参りの人々もあるだろう。

 夕暮れ近くなって最後に天満宮の鳥居を振り返ったら、すっかり夜の色であった。ここはイジメに逢っ
た失意の人にもやさしい神社である。道真公はイジメを受けて無実の罪を着せられた。
 九州に左遷されて、亡くなってからは京都で神様にまつられた方だ。

 順風万帆の人生であれば、こうはなっていない人物であろう。



椿 わびすけの家へ


関連ページ 北野天満宮梅花祭の縁日 2002年2月