皆々さんへ。「キューバ報告」。by 長谷川和彦


「モロ要塞からハバナ市街を望む」
●最初の数日は低気圧の通過で、晴れててもちょっと寒かった。







「革命広場」
●「コカコーラ」「SONY」の看板は皆無だが、「カストロ」「ゲバラ」は至る所にいた。
でも「スターリン」や「毛沢東」のように威圧的には感じなかった。







「下駄を誇示」
●ハバナの郊外のカフェで。暑いし、もともと靴を履くのが苦手なので、
国際線もすべて下駄でとおしたが、これは楽だった。
「サムライ・サンダル!」と注目するので「俺は空手の達人だ」と空手の型を真似すると
「オオ!空手マエストロ!」と尊敬された。(うそ。「指にタコが無い」とすぐバレタ。)







「葉巻工場」
●タバコ畑も行ったけど、写真は無い。薄紫の花が咲いていてキレイだった。(番組ではあるはず)
葉巻工場では何人もが葉巻をくわえて作業をしていた。
こっそり闇タバコを売りに来る悪いヤツもいた。







「ハバナの野球場で」
●入場料1ペソ(約6円……数年前までは無料だった)。
一緒に写っているオジサンは、この球場の「応援団長」。
「ガンバレ! ガンバレ!」と日本語で声援をとばすのには驚いた。
日本のノンプロに来たキューバの選手もいるし、
カープも何年か前に遠征に行ってコテンパンに負けてたりして、
日本の野球は、ま、余裕で愛されている。







「野球」
●少年たちと野球をした。3塁打2本を含む10割の打率で活躍したが、エラーも2つやった(守備ファースト)。
少年野球でもしっかり「硬球」でやってた。






「シェラ・マエストロ山脈/馬で」
●山岳ゲリラだった時のゲバラを真似て、馬(ラバ?)で登った。ラクチンだった。







「老人と海ゴッコ」
●「老人と海」の舞台だった漁村コヒマルから、漁師と漁に出てみたが……。


たった2週間の旅だから、ささやかな体験的実感にすぎませんが……
キューバは予想通り人間たちがめいっぱい元気な国でした。 社会主義国家/共産主義国家にありがちな、
硬直した画一主義はまったく感じられず、人々の能天気な明るさには圧倒されました。
≪ゲバラとヘミングウェイに、若い頃から憧れていて……≫というのが、
長谷川和彦の「世界わがこころの旅=キューバ」の「動機」だったのですが、
ゲバラの「革命の夢」は、革命後40年がたち、ソ連も崩壊した今も、
立派に人々の心の中に生きているように思いました。
もちろん「ドル」を導入した新経済政策のもとでは、貧富の差も生まれつつあるようです。
観光立国に力を入れ始めたぶん、当然のように売春婦もいればプッシャーも徘徊していますが……
ともかく明るいのです。
世界中の資本主義国の貧民層に見られる「絶望的な暗さ」が無い。
これはやはり「教育」も「医療」も平等に「無料」という社会制度に根ざしたものだと思いました。
学問でもスポーツでも、誰でも頑張ろうとすれば頑張れる……というのは、
やはり素晴らしいことだと実感しました。
そして誰もが「イデオロギー抜きに」愛国者なのです。これは羨ましかった。
彼らが「キューバ大好き、最高!」とお国自慢をするように、
自分が「日本大好き!」と自慢できる日は永久に来ないんだろうなと、ちょっと悲しく暗い気分になりました。
やはり「愚政/圧政をぶち壊して、
自分たちで造った自分たちの国なんだ」という自負と自信が有るか無いかは、エライ違いです。
もちろん、そのキューバから亡命してアメリカ合衆国に住む人が200万人も存在するわけで、
私のたった2週間の旅では把握できない問題が、この国にも沢山あるのでしょうが……。
ともあれ、長谷川のウロウロぶり、詳しくは番組を観て下さい。(5月13日OA予定)


長谷川和彦


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