気象警報・注意報の種類

Since: August 23, 2000
Last updated: September 12, 2000
天気予報の中で、警報・注意報という言葉を耳にします。
警報・注意報は防災上非常に重要な情報ですが、実際にどのような警報・注意報があって、どのようなことを注意しているのかについては案外知られていないようです。
このコーナーでは、気象庁が発表する警報・注意報の種類とその内容について紹介します。
現在出されている気象警報・注意報は、防災気象サービスウェザーニューズCWWで確認できます。

1.気象警報の種類

警報とは、気象などの現象によって重大な災害が起こる恐れのある旨を警告して行う予報です。
気象台が発表する警報には以下のような種類があります。
警報発表基準については、地域によって異なりますが、ここでは東京地方を例に紹介します。
種 類
内  容
基準の例
(東京地方)
大雨警報 大雨によって重大な災害が起こるおそれがあると予想される 1時間 50mm
3時間 80mm
24時間 150mm
多摩西部は、
総雨量 150mm
3時間 120mm
24時間 250mm
洪水警報 大雨・長雨・融雪等の現象により、河川の水が増し、そのために河川の堤防、ダムに損傷を与えるなどによって重大な災害が起こるおそれがあると予想される
大雪警報 大雪によって重大な災害が起こるおそれがあると予想される 20cm 注1)
多摩西部は30cm
暴風警報 平均風速がおおむね20m/sを超え、重大な災害が起こるおそれがあると予想される 25m/s(平均風速)
暴風雪警報 平均風速がおおむね20m/sを超え、雪を伴い、重大な災害が起こるおそれがあると予想される 25m/s(平均風速)雪を伴う
波浪警報 波浪・うねりなどによって重大な災害が起こるおそれがあると予想される 6.0m(有義波高)
高潮警報 台風などに伴う海面上昇により海岸付近の低い土地などに浸水することなどによって重大な災害が起こるおそれがあると予想される 潮位4.0m
(荒川工事基準面上5.1m)

2.気象注意報の種類

注意報は、気象などの現象によって災害が起こる恐れのある旨を警告して行う予報です。
気象台が発表する注意報には以下のような種類があります。
注意報発表基準については、地域によって異なりますが、ここでは東京地方を例に紹介します。
種 類
内  容
基準の例
(東京地方)
大雨注意報 かなりの降雨があって、浸水(洪水、高潮によるものを除く)山・がけ崩れなどの被害が予想される 1時間 30mm
3時間 50mm
24時間 90mm
多摩西部は、
1時間 40mm
3時間 70mm
24時間 120mm
洪水注意報 大雨・長雨・融雪等の現象により、河川の水が増し、そのために河川の堤防、ダムに損傷を与えるなどによって災害が起こるおそれがあると予想される
大雪注意報 大雪によって被害が予想される 5cm 注1)
多摩西部は10cm
強風注意報 平均風速がおおむね10m/sを超え、主として強風による被害が起こるおそれがあると予想される 13m/s(平均風速)
八王子では16m/s
風雪注意報 平均風速がおおむね10m/sを超え、雪を伴い、被害が起こるおそれがあると予想される 13m/s(平均風速) 雪を伴う
八王子では16m/s
濃霧注意報 濃霧のため、交通機関などに著しい支障を及ぼすおそれがある 陸上100m、海上50m
雷注意報 落雷などにより被害が予想される 部内適応基準による
乾燥注意報 空気が乾燥し、火災の危険が大きいと予想される 最小湿度25%で、
実効湿度50%
なだれ注意報 なだれが発生して被害があると予想される
着氷注意報 着氷が著しく、通信線や送電線、沿岸を航行する船舶などに被害が起こると予想される 大雪警報の条件下で、
気温が-2℃から2℃のとき
着雪注意報 着雪が著しく、通信線や送電線などに被害が起こると予想される
霜注意報 早霜・晩霜などにより農作物などに著しい被害が予想される 4/10から5/15で
最低気温が2℃
低温注意報 低温のため、農作物などに著しい被害が予想される 注2)
融雪注意報 融雪により被害(洪水害を除く)が予想される
波浪注意報 波浪・うねりなどによって災害が起こるおそれがあると予想される 1.5m(有義波高)
高潮注意報 台風などに伴う海面上昇により海岸付近の低い土地などに浸水することなどによって災害が起こるおそれがあると予想される 潮位3.0m
(荒川工事基準面上4.1m)
注1)
現地の12時間降雪の深さ、または12時間の積雪の差(3時間ごとの増分の合計)
注2)
夏季(平均気温):平年より5℃以上低い日が3日以上続いた後、さらに2日以上続くとき
冬期(最低気温):-7℃以下、多摩西部は-9度以下

以上が、気象台の発表する気象警報・注意報の一覧です。
警報・注意報の意味を知って、防災に役に立ててください。
また、警報・注意報が発表されるときには、注意事項を含めて発表されます。
この注意事項については、天気予報なとで報道されます。