殿さんの独り言・・・

2007年は、放流に使う稚鮎も県は僅かしか確保できず、海産系種苗に一部人工に頼らざるを得なかったが何とか例年並の放流がされたようです。しかし考えなければならないのは、海で捕獲するという事より、天然を多く溯上させる事のほうが大事のではと思います。最近では県内の一部の河川で天然遡上の有る川には使わないことにしていた湖産も放流されたようですが、今後の対応として問題が生じてくるのではないだろかと考えます。
しかし結果は別として湖産を使った河川が良かった所も有ったようで・・・、其れは初期が良かっただけの事であって全体には良くないとの話でした。また、古座の七川のように解禁には全滅に近いと言う悲惨な結果になった河川も有り今後の課題となるようです。何継体も人工ふ化が繰り返されて縄張りを持つ性格の鮎が極端に少なくなった人工より 養成で駄目になったと言われる湖産でも縄張りを持つ鮎の割合が人工より少しは多いと言う考えも必要とされる河川も少なくないようで、冷水菌が日本に持込まれて以来その中を10年以上生き抜いてきた湖産の方が無菌で育てられた人工より耐病性を持っているとの報告も有るが一概に強いとは言い切れないと感じる。
川に冷水菌がいる以上再生産に影響のないダム上の川には 無菌の人工魚より追う性質の魚の割合が多少でも良いと言う漁協も有るが其れもまた疑問である。しかし、冷水に少し強い湖産の方が友釣りには良いとの漁協関係者も居るが果たしてどうなんだろうと感じます。
本来、考えるべき事は天然をいかに多く産卵さし翌年の天然溯上に結びつけるかが先ず一番に必要な事では無いかと考え、自然で賄えきれない時には人力でも産卵時期に川底を整地し産卵に適した状態を補う事業も必要とされる。
また、不作で産卵用の親が不足だとか言って産卵用の親鮎を川に放流されるが、確かに不作の年でも時期が来れば其れなりの親鮎は有るもので、シーズン当初は釣れなかったけど後半には良く釣れるのは天然が溯上している証拠でも有ると推測する中で毎年それなりの数の親鮎は居ると予測できる。しかし親鮎を産卵用に放流するに着いて考えなければならないのは親魚放流は何の影響も無かったのか? 翌年の川の現状に少なくとも良い影響は無かったのだろうかを調査をし考える事が必要と思う。

以前に神奈川水試のページで湖産の交雑は翌年遡上してくる鮎には交じって無く人工魚も遺伝情報の単一化が進んでいて天然遡上河川への放流は影響が懸念されるとなっているが、悪い影響とは書いてないけれど冷水に対しても、ここ数年天然の鮎はいくらか耐病性というか研究が進み幾分は強くなって来たように思うと報告されてる。しかし、冷水病が入り出した頃は全滅に近いくらい死んでいた河川も少なくはないとの報告も有り、一方で人工は消毒された池で育てられ自然による淘汰はもちろん冷水による淘汰も恐らく受けていないだろうと思う。冷水に対してだけじゃなく 何継体も自然による淘汰を受けていない遺伝子が混じったことが現在の各河川の不作の原因の一つかも知れない??
また、毎年のように沢山の人工親鮎を川に放流して居るが、その鮎の子が放流した河川にどの程度帰ってきたのかも調査が必要と思う。、県の内水面は遡上鮎の遺伝子を調べて効果を確認したんだろうか??人工魚の子供が川に戻って来ていなかったら、放流された親鮎を育てるのに経費も掛かる状況下で回帰性の調査をしなければ、放流に対して意味の無い事であり、育成に費やした資金は無駄とは言わないが、川に捨てた事になるので無かろうか?? 自然形態を崩しながら自然の鮎に多少なりとも被害を与えながら親鮎を放流するのは少し考えさせられるものが有る。

とある内水面の報告で、ダム上流での冷水病の調査結果が出ているが、解禁前の川では冷水菌は発見されず解禁後冷水菌保菌鮎が発見されてその半数以上が囮鮎だった。解禁前に川から冷水菌が発見されなかったから冷水菌は越年しない。ウグイやムツなど他の魚の冷水菌は鮎の冷水菌と遺伝子タイプが違うから相互感染しない。河川水温が23度を越えると終息するような内容で冷水病の原因が他所から持ち込まれる囮鮎だと結論付けらているように感じるが、そうだと決め付けるのはどうかと思う。ここ10年近く天然溯上の多い年は5月連休には完全に石に付いて元気に見える。しかし放流鮎は雨が降り水温が変われば鮎が居なくなったり緩いところの中層を群れになってふらふら泳いでいたりという現象が現れ川の色が一変するのが良く分かる。
また、誰も川に入っても無い時に囮も入れてない状態で、何処の囮屋の水槽にも鮎は入ってない状態で、その様な現象が有るという事は放流した鮎に冷水病が有ると判断せざるを得ないと考えても良いのではないだろうか??
冷水保菌魚と思われる湖産を入れた和歌山県のとある河川では上流は解禁以来好調が伝えられたが、冷水病フリーのはずの人工魚を入れた実験地とよく似た立地の(古座川ダム上)では解禁までに完全にほぼ全滅に近い状態になった事は漁協関係者にはショックだったに違いないと思います。常に海産を確保出来る状態であれば良いが、確保できない年には其れ以外の稚鮎を確保しなければならないと言う現実は非常に厳しいものが有ると思う。冷水病は外国からマス類の病気が持ち込まれたもが最初で、そんな経緯の冷水菌は何時の間に鮎以外の冷水病に変化したのだろうか??また、商業価値の無い魚の冷水菌が短期間に何種類も持ち込まれるとはとても思えつかないが現状を維持するだけでも大変なのに現状以上の川を復活すると言うのは本当に大変な事であり、人間が自然を破壊し何十年も経ってから自然形態の崩れたのに気がつき何とか自然を戻そうとすが、何十年もかかって崩れた自然を戻すのには何世代もかかるが必要な事である。しかし、少なくても先ず今の川を守っていかなければならない事が先決だと思う。

また、地球の温暖化を考える中で、急な国の発展の為に高度成長に向かっている国は、まさに数十年前の我が国のようだが、今 出ている現状の大気汚染に国家が早く対策をしないと、今後地球全体に及ぼす汚染の拡大が深刻になるのは必至と考える。何年間で20%削減と言わず直ぐにでも改善しないと将来地球規模で大変な状態になるのではと心配する。

以上、上記に書いている事は あくまでも殿の私見的な考えです。
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