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(選手に続いて鳴尾監督登場) |
2007年L1昇格の初年度を残留で終えた選手達のシーズン報告会は、今年が初めてのこと。例年開幕前に激励会はあるもののどんな風の吹き回しかといぶかしむが、鳴尾監督を始め多くの選手が退団することもあり、送別会も兼ねているのかと駆けつける。 吹雪混じりの悪天候にたいして集まりもしないだろうとタカをくくっていたが、会場のオレンジカフェは過去の激励会でも例のない200人で埋め尽くされる。テーブルにはおにぎり、サンドイッチ、ポテトに唐揚げと、料理も過去に例がない豪華さ。これはビールを飲めと言うこに違いないと、パントリーにビールを注文に行くが、アルコールは禁止。みんな車で来るからこの辺の縛りはきつくなったと言うことか。 |
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MCの挨拶で背番号順に選手が入場。ところが片桐姉さん、メグの名前がない。所用で欠席とはメグサポのワイワイとしては残念。鳴尾監督周囲に頭を下げながら登場して全員がステージに並ぶ。 |
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(中野社長の挨拶) |
中野社長あいさつ。「この会に200人以上集まってもらい、支えに感謝する。1部は予想以上に厳しかったがスタッフ・選手は良く戦ってくれた。サポーターの支えがあればこそであり、この支えを次につなげて発展させたい。」トップ、シンガポール、レディース3つのカテゴリーを抱えるクラブだが、トップは昨年入場者減があっただけに、レディースは少ないながら確実に支持者を増やしていることは心強かったようだ。 来賓企業代表挨拶「働かなければならない選手をあずかってサッカーに打ち込める環境作りの一助になればうれしい。09年には国体もあり地域を盛り上げて欲しい。」とサッカー会場を抱える地元として最低メダルを期待されるレディースに檄を送った。 |
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キャプテン野村挨拶「応援してもらい6位で残留でき、充実した1年だった。ひとつでも上の順位をめざし良いサッカーを見せられるように精進したい。」と精進という言葉で今季に取り組む気持ちを示してくれた。 鳴尾監督挨拶「思惑以上に1部は厳しかったが、選手は1年を通じて逞しくなってくれた。3クールは少し可能性のあるサッカーをできるようになったと思う。ビッグスワンでのベレーザ戦の引き分けは、サポーターの支えの中なんとしようとチャレンジした最大の成果だった。 |
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7月16日は中越沖地震の最中、試合ができるどころの雰囲気ではなかったが、自分たちができることをピッチで見せたいという気持ちが初勝利につながり、意義は大きかった。」と素直にシーズンの厳しさを認めながら、やるだけやったと言う満足感も感じさせた。 その後は選手スタッフが各テーブルに交じって、歓談タイム。トップでは考えられないおおらかさだが、昔新潟がJ2の頃はこんな感じ。我がテーブルには與山このみちゃんが着席。 |
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(この人の得点で勝った試合が何度あっただろう、早すぎる引退とも思えるが・・・) |
今季での退団選手は、前日までに公式に発表されていたが、片桐、田辺、熊谷、吉本、轟、柳本、中村の7選手。退団選手がステージに整列。 口火を切ったのは鋭い突破で新潟の得点源として活躍した田辺友ちゃん。はじめは落ち着いてサポーターにお礼の言葉を述べていたが途中から感極まり顔を覆って言葉が出ない。サポーターから「頑張れ」と声援を受けて、ニッコリするがまた涙が溢れてくる。「サポーターの応援で最後の最後まで頑張ることができた。サポーターがいてくれるのでホームでだけ試合をしたいくらいだった。退団後はJSCの指導者として新潟に恩返ししたい。」盛んな拍手を浴びたのは言うまでもありません。 |
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![]() 新潟ではヨッシーの愛称と小熊のような風貌で人気の高かった吉本宏美。「素晴らしい環境の中でサッカーができたことに感謝します、今後も成長したい。」と気丈に語った。 |
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新潟の守護神ナッちゃんこと轟選手も退団。「勝てない時もいつも暖かく応援してくれたサポーターとサッカーができて幸せだった。来年はキーパーコーチとして頑張ります。」
(今年はキーパーコーチのなっちゃん、杵島・轟とキーパー不在の今季に「誰が来るの」と聞いたら、大丈夫と答えていました。鳴尾監督は強化指定の大友選手が来てくれたら・・・と言い残していきました) |
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(こちらも涙ながらの柳村) |
柳村彩乃。「試合の機会は少なかったが、声をかけてもらえてがんばれた。勉強しながらサッカーを続けたい。」と進学の道をうかがわせた。 小さい体で高速突破の中村公美。「新潟での2年間は辛いことも多かったが、サポーターに支えられながらサッカーができて良かった。これからの人生に大きな2年間になったと思う。」公美ちゃんはこれでサッカーをやめるそうだ。 最後は欠席の片桐ひろみ姉さんのビデオレター。「07年は一言で言えば厳しい年だった。最低限の目標である残留できてチームも成長できたと思う。」個人的には退団後は新しい人生に挑戦すると言うが、具体的には知りません。 |
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(チームとの別れは新潟との別れ、それでも監督は今季の手応えを感じているようだった) |
最後に鳴尾監督が壇上に立つ。「今年はシンガポールでコーチをすることになりました。序盤は負けが重なって苦しんだが、サポーターの暖かい応援はありがたかった。昇格そして残留もサポーターの支援で成長できたからこそであり、これからも応援をよろしくお願いしたい。未熟な監督に最後までついてきてくれた選手とスタッフに感謝する。必要とされる指導者となって帰ってきたい。」友ちゃんを筆頭にどの選手も涙ながらの挨拶だっただけに、さすがの鳴尾監督も胸に去来するものがあったか、ときおり咳払いをしながらの挨拶は、サポーターの「なるーお直軌」チャントで締めくくられた。 |
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(左端が奥山監督、挨拶をする榎本前コーチ) |
ここで奥山達之新監督が紹介された。ワイワイマユッチさんは隣のおばさんと「イケメン過ぎてちょっとね、鳴尾さんくらいが親しみやすくて・・・」とか語り合っていたらしいが、「鳴尾監督のチームをレベルアップして良い試合を見せたい。女子をあずかるのは初めてだが、スタッフと共にがんばりたい。」と意気込みを見せた。 最後に鳴尾監督の下でコーチを務めた榎本新強化担当。「現場以外の環境面で強化を担当しチームをバックアップする。新潟が女子サッカーを引っ張るところへ導いていきたい。」と奥山さん以上に気合いが入っていた。 |
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(退団、今年は静岡の学校で先生をするという能仲トレーナー) |
この挨拶を最後にセレモニーは終了したが、最後は選手スタッフ全員の花道で見送る中、サポーターはお気に入りの選手と言葉を交わしたり、退団する選手との分かれを惜しんで会場を後にした。 オレンジカフェの外には相変わらず吹雪が舞っていた。選手達は震えながらサポーターが引き揚げるまで、30分以上も外で花道を作ってくれていた。退団挨拶でサポーターへの感謝の言葉に声を詰まらせ、寒空の中で整列して待ってくれるけなげな選手達。冷静に考えたら女子チームの中でも環境は厳しい方だが、それならなおさら応援したくなる。そんな思いを新にさせる報告会でした。 |
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最後に
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この送別会で多くの選手・スタッフがチームを後にすることになった。サッカーというものは実に因果なもので、のめり込めばのめり込むほど毎年シーズンオフに別れを味わうことになる。鳴尾監督が退団しシンガポールに行くことは公式発表前の昨年の暮れに本人から聞いていたので、この報告会が事実上鳴尾監督との最後の別れとなることはわかっていた。 指導者をめざして今年A級を取得し、再来年はS級に挑戦するだろう鳴尾さんが、シンガポールをステップアップのチャンスとして捉えるならば、サポーターとしてはそれを拍手で送りだすのが筋というもの。「必要とされる指導者として帰ってきたい」という言葉は鳴尾さんの挑戦する気持ちそのままだったと思う。 見送りの花道で多くのサポーターが監督の手を握りしめて「今度は新潟の監督で帰ってこいやぁ」との激励に、「その時はみなさんで呼んで下さい」と返していたが、その気持ちはあながち嘘ではないだろう。その為にもシンガポールで実績を残さなければいけないが、今年は所詮コーチ。再来年09年は監督としてSリーグ優勝して、優勝請負人の肩書きを引っさげて新潟に帰ってきて欲しいというのが、ワイワイのシナリオです。 |