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新潟レディースが1部に初めて挑戦した2007年シーズンが終わった。簡単に勝てるとは思わなかったが、思った以上に厳しい1年だったことも事実。しかしチームは確実に成長し続け、終わってみれば6位での残留。その1年を十大ニュースにまとめてた。 |
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第1はチームが総力を上げて挑戦して成し遂げた一部残留。最終戦まで2部2位チームとの入れ替え戦の可能性を残した厳しいシーズンだったが、6位で最低で最大の目標を達成した。初のL1挑戦だから、まずは残留できたことが最大の成果としてこれが1位。
(シーズン終盤はチャンスを作ることもできて、負け試合には露骨に悔しさを見せるだけ成長の証と見えた) |
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第2はリーグ優勝した日テレベレーザ相手に引き分けを演じた勝ち点1。この試合は5月の連休中、ビッグスワンに8000人近いサポーターが集まって後押しした気迫の勝ち点1ゲットだった。試合が終わって澤・荒川・近賀といった日本代表選手達がガックリと肩を落としている脇で、新潟の選手の方が勝ったように大喜びをしていた姿は忘れられない。日テレはシーズンを2分2敗で終えたが、その内の1分は新潟がもぎとったことになるので、トップアルビが浦和に奇跡の引き分けを演じたようなジャイアントキリング(勝っていないので正確にはキリングでもないけど)は新潟の伝統になるかもしれない。 (07年リーグ戦を始め4冠を達成した圧倒的強者ベレーザに対して、守りに守った引き分けに選手達は勝ったように喜びを見せた) |
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第3は7月16日中越沖地震の中で1部初勝利を決めた大原戦。共に今季昇格したチームで勝ち星が無い同士だけに、どちらも勝ちを約束させられた対戦だった。新潟に客観的なアドバンテージがなかったのは、昨年唯一勝てなかった(2分1敗)のが大原だったこと。さらにホームとは言え試合会場は糸魚川と、大原の方が距離的に近い理不尽。最大のビハインドはこの日朝に起こった中越沖地震だった。ワイワイは前日金沢にいたため運良く応援することができたが、開催も危ぶまれた大変な大惨事の中駆けつけたサポーターとともに勝ち取った劇的な白星だった。 (地震の中駆けつけたスタンドのサポーターに勝利を報告する選手達は笑顔に輝いていた) |
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第4は湯郷・大原と残留を争う残り3試合目のINAC戦での惜しい引き分け。この時点で7位の伊賀と勝ち点11で並んでいたが、この試合での引き分けが結果的に最後まで残留争いで優位に立つことができた貴重な引き分けになった。あわやゴールという惜しいチャンスもあっただけに、後日聞いた時には鳴尾監督も相当悔しかったらしく「あれは絶対入っていたと思うし、そうすれば勝てた試合だったので本当に惜しかった」と語っていた。 (桂のヘディングにキーパーは倒れ込みながらボールを掻き出すように守りきったが、スタンドのサポーターも鳴尾監督も釈然としない判定だった) |
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第5は鳴尾監督の退任。監督就任1年目、上がって当然のプレッシャーの中での2部優勝昇格。2年目は着実に力をつけて1部残留を決めたことで新潟での仕事は終わったとの思いはあるかもしれない。何より指導者としてより上をめざすことが目標としてあるだけに、鳴尾サポを自認してきたワイワイには寂しい思いもあるがここは鳴尾監督の信に従うだけだ。
(シーズン報告会で「選手・スタッフは未熟な監督に良くついてきてくれた」と感謝を述べる鳴尾監督) |
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第6は、杵島、片桐、轟、田辺、吉本、熊谷、中村、柳村の退団。轟はキーパーコーチ、田辺はJSCで指導者として次の舞台に立つが、片桐姉さん(噂ではどっかの指導者らしい)・ヨッシー・さやか・くみは不明。柳村は大学でサッカーを続けるらしい。今季新潟の残留に力を尽くした主力選手達の退団は寂しいが、それぞれの次のステージで活躍して欲しいものだ。お疲れ様。
(長身を生かしたポストプレー、ゴールを狙うどん欲さでチームに貢献した友ちゃん、シーズン報告会ではサポーターへの感謝の言葉が涙で何度も途切れた) |
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第7は、U-19女子アジア大会に與山・川村の招集。特にこのみは、ミャンマー戦・北朝鮮戦で得点をあげ、日本の準優勝と世界大会への出場権獲得への貢献は大きかった。優理はケガで途中離脱したのが残念だったが、共に将来のなでしこJAPANをめざして活躍してものだ。その他、なでしこ育成プログラムにはメグも呼ばれ、新潟からなでしこ日本代表をと願うワイワイにとっては将来を期待させる1年だった。
(右サイドでボールを持てて、攻撃にアクセントを与える選手として今後さらに期待されるこのみ) |
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第8は、江橋桂のオールスター出場。当初片桐が選出されていたが、ケガのため辞退。代わりのDFの選手を要請され、鳴尾監督は「チームにオールスター選手のモチベーションを持って帰ることができる選手」として、桂を推薦したそうだ。オールスターではスタメンでイーストの右サイドバックをこなしたが、気後れもあったかまあイマイチだった。しかし、チーム戻っての後半戦では守備の選手でありながら得点にからんでチームを引っ張ったあたり、鳴尾監督の人心掌握術も大したものです。 (ボランチとして守備を落ち着かせながら、セットプレーではゴール前に上がって得点も決めた桂、確かにオールスター後は自信が見えた) |
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第9は、新加入選手の活躍。07年は、DF山本亜里奈選手、波田谷灯子選手、MF詫間美樹選手、與山このみ選手、塩谷真理選手とシーズン終了間際にDF東山真依子選手が加入した。守備では井上美保のケガもあり亜里奈が序盤活躍したし、最終盤は東山が対人守備の強さでセンターバックにアメリカ帰りの格の違いを見せた。波田谷はユース年代での代表経験もあり来季期待しよう。中盤はこのみが前評判通りの活躍を見せたが、鳴尾監督お墨付きの素質を持つ詫間は来季が楽しみ。塩谷は長身を生かしてポストプレーもあった。 (ベレーザからアメリカに渡り武者修行を積んだ途中加入の東山、小さいがスピードもあり対人にも強いところを見せてセンターバック争いに割って入った) |
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第10は、杵島選手退団の福岡戦での感動のビブス文字。轟の陰で試合出場こそ少なかったが杵島も新潟の守護神だった。その杵島がシーズン途中でケガのため退団したが、カップ福岡戦終了後、感謝の言葉を1列に並んだ選手がビブスに1文字ずつ書いて綴った贈る言葉は「3年間お疲れさま、大好きだよ美砂・ずっと仲間だよ」。スタンドで見送るサポーターも感動するパフォーマンスだった。
(引退の杵島を胴上げする選手達、このチームの和は素晴らしいと思わずにいられない) |
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番外は、MF登録の塩谷が福岡戦でキーパー出場。塩谷は攻撃の選手として出場することが多かったが、突如キーパーで出場した時はビックリしました。その心を聞いたところ鳴尾監督は「(杵島が退団して)キーパーが轟一人になって、自分がダメになったら後がないというプレッシャーから解放するための苦肉の策」と解説してくれた。それにしても結構サマになっていたのにはビックリしたが、本人はアップアップだったらしい。 (フィールドプレーヤーにしてはこのポジションに違和感なく見ることができたが、29番のキーパーユニフォームがあったことが最大の驚き) |
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最後に
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さて、奥山新監督を迎え昨季主力として戦った多くの選手が退団して今季のスタートを迎えるわけだが、補強選手がすんなり集まるのはトップチームの話。レディースはアマチュアだから、すでに実績を残している選手をお金で買いたたくわけには行かない。鳴尾監督は常々「良い受け入れ企業があれば・・・」と語っていたことが思い出される。その意味で来季榎本コーチが強化に専念できることはチームにとって大きな力になるだろう。 これからどんな選手が新潟に加入してくれるのか分からないが、残った選手達には若くて才能がある選手が多いのも事実。彼女たちが出場機会を得てレベルアップし、さらに上位をめざすチームに飛躍することができるようにサポーターができることは、見守り応援すること。 |