『むい Vol.1・2』(須藤隆昭・編、発行)
以前、失業中に北海道ツーリングをした。
私の中のターニングポイントとなった旅だったのだが、
その途中で出会った女の子「ちえぞう」が教えてくれた本。
旅人むけではあるけれど、いわゆるガイドブックとは一線を画している。
写真もないし、カラーページも皆無。
こじゃれた店はなし、おいしくって落ち着ける居酒屋なら載っている。
「むい」風味というか、ちょっとアングラ(※)、すこーし時代おくれなこの雰囲気、
私が北海道、そしてそこであった旅人たちから感じたものに通じるところがあって、
とても気に入っている。
北海道ツーリングから帰ってすぐに入院したのだが、その時ももちろん病院へ持ちこみ、
読みながらかの地を回想していたということもあって、
私にとっては単なる北海道案内ではない、大切な本になった。
去年VOL2が発売され、これもさっそく買って持っている。
この小さくて薄い二冊が、北海道の風を私の部屋に吹かせてくれている、
そんな気さえしてくるのだ。
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※アングラといっても、昨今のネット上にはびこる濁った輩のそれとは全く違う意味なので、
そこのとこはよしなに。
◆『むい』は自費出版のミニコミ誌。なので書店売りはほとんどありません。
読んでみたい方は、メールでちや象に聞いていただければ、販売方法等お知らせできますよ。
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