カンけり


 「鬼ごっこ」と「かくれんぼ」と「だるまさんが転んだ」をミックスしたような遊びである。


「ルール」

  1. ジャンケンで鬼を決める。
  2. 鬼は人を見つけたら名前を呼んでカンを踏む。そうすると、呼ばれた人は「死んだ」ことになる。死人は1箇所に集められる。
  3. 鬼に名前を呼ばれてカンを踏まれる前に誰かがカンを蹴飛ばすと、死人は全員生き返る。鬼は何十秒か目をつぶって数えなくてはならない。
  4. 鬼以外の全員が死ぬと、死人の中からジャンケンで、新たな鬼を選ぶ。


 鬼の目をかいくぐって、華麗にカンを蹴るのが快感である。蹴られたカンを拾いに行くのはなかなかの屈辱である。鬼はカンの周辺で待ってもいいが、それだとなかなかゲームが進行しない。ある程度出張して人を探すのが普通だが、あまり遠くに行くと簡単にカンを蹴られてしまう。カンの近くに隠れる所があるかどうかもゲームの展開に影響を与える。
 遠くで人を見つけた場合は、カンまで「かけっこ」の競走となる。
 最後の数人になると、死人たちの期待を集める。その上で見事カンを蹴るとヒーローになれる。絶対に見つからないところで隠れ続けてもいいが、それはみんなのヒンシュクをかうことになる。
 鬼に見つからないように隠れながら、仲間を助けるためにカンを蹴る隙をうかがうところがスパイごっこのようで興奮する。


「裏技」
@鬼が目をつぶって数えている後ろに立っていて、鬼が顔を上げた瞬間にカンを蹴る。これは「最初はグー」でパーを出す攻撃と似ている。2回繰り返すと鬼からムッとされる。
Aゲームが始まってすぐ、近いところからみんなでいっせいにカンを蹴りに出ていく。鬼は全員の名前を呼びきれないので、誰かにカンを蹴られてしまう。鬼はこれをやられたら、なすすべがない。1回ならご愛嬌だが、2回以上続けるとイジメ状態になる。やはり、普段イジメられやすい人間が鬼になったとたんに発生する技。
B鬼をおいて、みんなで帰ってしまう。


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