Jumbatan Mehra
ジュンバタン・メラ

アジアにおける、食文化の十字路

( 5/14  2000 現在)

所在地 : 静岡県伊東市宇佐美 11-1
営業時間 : 11:00-22:00(LO) 途中休憩なし
電話 :0557-47-4568
定休日 : 年中無休

アクセス : JR伊東線宇佐美駅下車。宇佐美港行きのバスに乗り換え終点で下車、徒歩4分。
バスの便が少ないので、タクシーまたは徒歩がおすすめ。歩くと20分ほどかかるが、宇佐美湾からの
潮風を楽しむのも良い。
車の場合は、国道135号線から宇佐美港入り口を曲がり、2分で到着する。専用駐車場あり。



海のすぐ脇に店舗があり、ロケーションとしては最高の場所にある。伊東・川奈までが一望でき、
花火大会などもよく見渡せる。

実は「ジュンバタン・メラ」は都内だけでも数件の店舗をもつ大手のレストランだが、風景・空気の
よさ、料理の素材と水のよさは、他の支店に類をみない資質を備えている。
インドネシア料理は、東南アジア・中国・インドのさまざまな要素がミックスされたものと言ってよい
だろう。ことに名前がインド・パキスタンからそのまま伝えられているものもある。ただ、その調理法
はまったく違っているところが、大変興味深いのだが。
さすが、インド+シナ(支那)=インドネシアと呼ばれるだけのことはある。

ジュンバタン・メラとは、インドネシア語で「赤い橋」を意味する。



ハバナ・クラブ・ランチ \1000


インドネシア料理の寄せ集め版。日替わりインドネシア・カレー、ガドガド、サテ・アヤム、バミ・ゴレン、アチャール、魚のカレー煮とライスがついてくる。
インドネシア料理の特徴を一つの皿に盛ってあり、とりあえずどんなものなのかを試してみるには
打ってつけの一品だ。



ガドガド


ガドガドとは、「ごちゃ混ぜ」という意味である。たしかに茹でたキャベツ、もやし、きゅうり、小松菜と
ゆで卵、エビせんべいをピーナッツ・ソースで和えながら食す。なかなかの健康食だ。
エビせんべいは細かく割って混ぜて食べると、サクサクした食感が楽しい。
あまり長い間放置しておくと、せんべいが水分を吸ってしまうので、なるべく早目に食することを
おすすめする。



ウダン・ブラード


インドネシア風エビカレー。人気のあるメニューだそうた゛。ウダンとは現地語でエビを意味する。
カレー自体は水分が多い点は南インドやスリランカ料理と共通し、この料理には使われていないが、他の種のカレーはココナッツ・ミルクを多用するところはタイ料理に似通っている。
海に面したこれらの地域では、カレー料理に関して国を越えた共通項があるに違いない。

サテ・アヤム


焼き鳥にガドガトのピーナッツ・ソースをかけたような印象だ。これもインドネシア料理の代表格。
サテとは串焼き、アヤムとは鶏肉の意味。
店によってこのソースの味が変わりけっこうか辛いものもあるが、ここでは辛さが押さえてあるのでエスニックが弱い方にも、安心してすすめられる一品。

他に羊肉や牛肉のサテもある。


バミ・ゴドック

いわば「煮込みラーメン」である。鶏がらスープでエビ、きゃべつ、にんじん、玉ねぎなどを煮込み、
麺を入れた後卵を落として仕上げる。
煮込んでいるので麺のシコシコ感に欠けるが、スープの旨みがじっくりしみていて味わいがある。
まったく唐辛子を使っていないので、辛さに弱い方にもすすめられる。
辛党の方は、サンバルを加えて味を調節して。



アチャール


きゅうり・にんじん・らっきょう(?)をさいの目にカットしたピクルス。いわゆる「漬け物」である。
言語的には、ヒンディー語やウルドゥー語で使われる「アチャール」と同一語である点が、大変興味深い。
ただインド・パキスタンの「漬け物」は、野菜をいろいろな種類のスパイスとともに油に漬け込んだもので、
このアチャールとはまったく別物と考えた方がよい。



サンバル

料理の味を調節する、唐辛子とにんにくなどをペースト状にしたもの。
これもまた南インドおよびスリランカ料理で呼ばれている名前と、同一語である。だが、内容は全く違う。
インド・タミルナドゥー州では豆と野菜のスープ状カレー、スリランカではココナッツの唐辛子風味のふり
かけ、そしてここインドネシアでは唐辛子みそ、というように変化していくところが面白い。
料理のいかんにかかわらず、サービスでまずテーブルに出される。


ビーフン・ゴレン

中国料理の炒めビーフンとほとんど同じ料理。中国の影響をもろに受けている。
ただこちらの方が、味に厚みがある。恐らくは、カピというエビのペーストを加えて炒めているためと思われる。
野菜もふんだんに入っていて、ビタミン補給も充分できる。
他にも中華素材の麺・炒飯・豆腐を、インドネシア料理では多く使われる。

ゴレンとは揚げ物・炒め物を意味する。


ランブータン

インドネシア直送の南国フルーツ。褐色のハリネズミといった外観だが、中からは乳白色の果肉が
顔を出す。台湾のライチの食感に似ているが、特有の臭みがなく食べやすい。
たいへんジューシーで、真夏の暑さに疲れた身体を癒しそうだ。

ピサン・ゴレン・アイスクリーム

バナナの天ぷらココナッツアイスクリーム添え。
熱が加えられて、中のバナナはトロリとしている。揚げ物の熱さとアイスの冷たさが、口の中でじっくりしみてくる。甘くてもくどさがなく、シナモンの香りがさわやかだ。

ジャワ・コピー


インドネシア式コーヒー。最初これを飲んだ時は、ある種のショックを感じた。挽いたコーヒーの
粉がそのままカップの中に入っているからだ。
好みで砂糖・ミルクを入れてガガーッとかき回し、しばらく置いてその上澄みを飲む。慣れないと
抵抗感を覚えるが、しばらくすると街中のコーヒーとは一味違った美味しさを体験することになる。

Apa Saja Enak
(インドネシア語で「とても美味しいです」の意)

ホール、厨房ともにインドネシア人スタッフが多く、注文のやりとりにはインドネシア語が飛び交って異国情緒満点。
店内にはインドネシアのテーブルや彫刻などが並べられ、伊豆の海風があたかも現地に来ているかのような気分にさせてくれる。
エスニック料理店がひどく乏しい伊豆半島では、威風堂々とした存在の店である。
場所がら、魚介類・野菜類の鮮度は抜群。一望する海を満喫しながら、時間をかけて食事を楽しみたい、とっておきのスポットなのだ。


インドネシア人スタッフの皆さん