レヌ・アロラ
「アロラさんのスパイシーベジタブル料理

柴田書店 1995

数ある彼女の出版物の中で、最も納得のゆく一冊。純粋ベジタリアンであるアロラさんは、やはり野菜の調理法が上手だ。肉やダシを一切使わず、野菜の旨みだけでこれだけゴージャスな料理が出来てしまうものかと感心する。
この中の幾つかは、偶然にもラジャスターンの家庭でご馳走になった料理もあった。ヒンドゥーの人たちは、こういう食生活をしていることがよくわかる。
ヒンドゥー・インド料理を堪能するには、必読の書だ。


Madhur Jaffrey
"A Taste of India"
Pan Books Ltd, London 1987

インド料理本といえぱこの本、というくらい代表的な著作。著者は元女優。
一口にインド料理と言っても、東西南北その料理には特色がある。それを地域ごとに分類して紹介している、という点で個性的な本だ。
レシピをみる限りでは、私たちの好みに合うかどうかは疑問だが、インド料理本の草分け的存在として役割の大きい著作である。



Camellia Punjabi
"The Great Curries of India"
Simon & Schuster, New York 1995

著者はインドの大企業、タージ・ホテル・グループの Marketing Director をつとめている人。インドは20年以上にもわたり通津浦浦の食を探求し、インド料理だけでなく中華や西欧料理にも精通している。
とにかく、力作である。ことに前半のインド文化と食に関する解説と考察は圧巻で、例えば唐辛子1つにしても様々な種類の唐辛子を紹介。さらに料理は各州ごとの郷土色豊かなレシピを紹介。
考えてみれば、ヨーロッパがすっぽり入ってしまうほど広いインド。インド料理の奥深さを再認識する一冊だ。



Sanjeev Kapoor
"Khazana of Indian Recipes"
Papular Prakashah PVT. Ltd, Mumbai, India 1999

インドのTVショーで有名なシェフの料理本。シェフが紹介する料理はレストラン向けの煩雑なレシピではなく、家庭でも手軽に美味しく作れるものばかりだ。カリー、サブジ、焼き物、サラダ、主食からデザートまで、あらゆる範疇をカバーしている。
レシピを見ていると、TVでの人気の秘密がわかるような気がする。

なお、彼のHPも公開されているので、参考になさるといいだろう。
Sanjeev Kapoor Food Site
http://www.sanjeevkapoor.com