古代のストーン・サークル遺跡群
Prehistoric Stone Circle Sites


国名 ガンビア  ※世界遺産には、ガンビア、セネガル両国の遺跡が登録された
分類 文化遺産
所在地 首都バンジュールの東およそ180km。ガンビア川の北岸



審議年と結果
1996年 審議延期 ・・・北西アフリカにある巨石遺跡との比較研究の結果を待ち、また、現在保護されていない3遺跡群の保護制度を確立している最中であるので、今回の登録は見送る。
2006年 世界遺産登録!! ・・・1996年に申請されたガンビア側の遺跡だけでなく、セネガル側の遺跡とともに登録された。


遺産略説(執筆:好古学のすすめさん)
  ガンビア中央部のガンビア川北岸からセネガルのサルム川流域にかけて、
ストーン・サークル(環状列石)が分布している。
  ガンビアには100件以上が存在し、
重要な遺跡としては、 11件が集中するワス(Wassu)と 9件のカーバッチ(Kerbatch)のほか、 3件のニオロ・クンダ(Nioro Kunda)、 8件のニアニ・マル(Niani Maru)、 2件のンジャイ・クンダ(Njai Kunda)がある。 ユネスコの援助で2000年にワスに、 2005年にカーバッチに博物館が建てられた。 推薦遺産はワスとカーバッチの2か所である。
  これらの遺跡は鉄器時代のもので、
紀元前3世紀から後13世紀にかけてつくられたと考えられている。
  1つの列石には10個から24個の石が直径1.8mから7.35mの一重又は二重の環状に並んでおり、
多くの場合環の東の外側にも配石されている。 中にはV字型(竪琴型)の石もある。 石はこの地方にある鉄分を含む茶褐色の砂岩を切り出している。 石の高さは1.65mから3.1m、直径は0.3mから1.15m、重さは0.75tから1.15tと様々である。
  列石の中央部には土を0.6mから2m盛り上げた墓があり、
墓の頂部は板石や砂利が敷かれている。 鏃や槍先、剣などの鉄製武具や土器のほか、金や青銅製の装身具が出土する。


参考 セネガル側のストーン・サークル
  ICCROMのAfrica 2009のホームページによると、
セネガルは2003年に推薦したものの受理されなかったとあるが、 世界遺産委員会の議事録には触れられていない。
  セネガル側のストーン・サークルは、
ガンビアのセントラル・リバー地方に隣接したカオラック(Kaolack)地方に多数存在する。 特にシネ・ンガイェヌ(Siné Ngayène)の遺跡は最大のもので、 54件が集中する。 このほか、カバコト(Kabacoto)、パダフ(Padaf)や、 「王の墓」と呼ばれているストーン・サークルのあるロイェヌ(Loyène)などの遺跡がある。





裏世界遺産バックナンバー目次へ