ドン・パヤージェン=カオ・ヤイ森林群 Dong Phayayen - Khao Yai Forest Complex
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| 遺産略説(執筆:収斂さん) 平均標高800mのコラート平原を中心とした国立公園で、 その名は「大きな山」の意。 面積2168平方km、1962年にタイで最初の国立公園に指定された。 植生は熱帯雨林、常緑樹林、広葉樹林などで樹木の中には高さ50メートルを越えるものも多い。 特に一年中花や果実をつける植物が多いので、 豊かな生態系が保存されている。 渓流や瀑布などの自然景観の他、 アジアゾウ、トラ、シワクチオヒキコウモリなどの哺乳類は60種以上、 鳥類は270種以上も棲息が確認されている。 シロテテナガザルはこの公園で有名な猿で、 同種でありながら体色が黒と白の2種が存在している。 この猿は一生樹上で生活し、 とても綺麗な鳴声を出すので有名である。 この猿が落としたり捨てたりした果実が、 木の下のサンバー(森に棲む大型の鹿。雄は体重が260キロを越える)や マレーヤマアラシの貴重な食料になる。 また原始的な猿として貴重なスローロリスも棲息している。 鳥類では、 この公園の代表ともいうべきオオサイチョウが有名である。 この仲間はアフリカ、アジアに約50種が棲息しているが、 カオヤイ国立公園のオオサイチョウは雄が最大150センチメートルにもなり世界最大である。 行動半径はおよそ5キロで、 樹木の洞に巣を作り、 一回に一羽しか雛を育てない習性がある。 現在のカオヤイ国立公園は、 ハイウェイ、ゴルフ場、キャンプ場なども整備されており、 タイ屈指のリゾート地にまで発展した。 裏世界遺産バックナンバー目次へ |